ガイドが新築するなら採用したいのがシアタールーム。しかし予算の問題で難しいでしょう。まぁ新築の計画すらありませんが… |
もう一つわかりやすい例をあげると、皆さんには子育てに適した住まいが欲しいというニーズがあると思いますが、その場合、子育てを終え、子どもが巣立ってしまった時のことまでは頭が回っていないケースがあります。
このような場合、「将来のことを考えた場合、このようなプランにした方がいいですよ」と、提案してくれる営業担当者の方がいいはずです。まあ、これくらいは最近のトレンドを勉強していない営業担当者以外は当然のことでしょうが。
急な傾斜になると階段スペース自体は広くなる。しかし、急傾斜や階段の踏み板の狭さが、将来、年をとったときに大きな問題になる場合もある |
私たちは、新しい住まいについて「こんな風にしたい、ああいった感じにしたい」と様々な意見を持っていますが、現実的ではない、またはそれが長い目で見て皆さんのためにならない場合もあるのです。私たちの性急なニーズを、長いスパンで見た正しい方向に向かわせてくれるのも良い営業担当者。プロの仕事です。
プロの仕事というのは、私たちが考えている以上の住まい心地、より高度なプラスアルファの提案をしてくれること。それが(3)です。「住まい方提案」とよく言われるのですが、ここに最も営業担当者の能力の差が現れてきます。
次のページではこの住まい方提案について、もっと掘り下げてみたいと思います。