別荘・リゾートマンション/温泉地の別荘・リゾートマンション

熱海・伊豆の最新リゾート物件情報

オールシーズンで利用できるリゾート地として人気が高い熱海・伊豆エリア。最近のリゾート物件はどうなっているのか、地元の不動産事情に詳しい不動産会社2社に聞いてみました。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド


最近のリゾート物件情報を知りたいなら、地元で聞くのが一番! 今回は熱海・伊豆エリアの情報を集めてみました。この夏休みを利用して、お出かけになるとスムーズです。
空撮
空から見た熱海市と相模湾。海と富士山、花火など魅力の多い熱海市(写真協力:熱海市観光協会)

お話を伺ったのは、熱海駅前で多くの物件に携わる不動産会社
(株)アップタウン伊豆の高尾司郎店長さん
(株)ひまわり熱海店の安藤敏幸店長さん
です。


熱海駅周辺

親水公園
南欧の雰囲気がある親水公園。夜ライトアップされるサンセットビーチも人気のスポット(写真協力:熱海市観光協会)
「熱海市街地(駅の近く)には大規模な別荘地はなく、マンションの供給が活発なエリアです」と話すのはひまわり熱海店店長の安藤さん。新築、中古ともにマンションの供給は多く、立地や眺望の良い物件は築30年以上でもそれほど安くなく、そこそこの価格で取引されているようです。「温泉があることは必須条件。海が見え、花火が見えるとなると価格も高めですね」。熱海の場合、市役所近辺は少し平坦地もありますが、ほとんどが坂。それは覚悟の上で購入される方が多いといいます。


「熱海は、年々永住される方が増えています」と話すのはアップタウン伊豆店長の高尾さん。1995年の阪神大震災以降、都会離れが進んだからでは、と分析されていますが、実際に東京方面に新幹線通勤されている方が多く、6、7時台の新幹線はまるで通勤電車のように、ほぼ満席ということです。「熱海の中古別荘は駅から少し遠くなりますが、建物付きで1000万円台、2000万円台ならすぐ売れます。この価格帯で探されている方は多く、品薄状態です」とのこと。どういった方が探されているの?という質問には、50歳代、60歳代が半分以上とのことですが、最近は30歳代、40歳代も少し増えているようですとのこと。

一方、1000万円以下の駅から遠い土地は供給過多ぎみ。「求められる方は、高めでも便利なところで、いい別荘を建てたいと考えていらっしゃるのでしょう」。
同様に昭和30年後半から50年前半に多く建設されたワンルーム、1DKの間取りのマンションも供給過多。「熱海は平成8年以降、景観条例が施行されたこともあって、リゾートマンションの建設ができませんでした。それが数年前に解除になり、ここにきて駅に近い新築マンションが販売されるようになりました。新築でも管理費を安く設定しています。価格も約70平米が3000万円台で売り出されて、よく売れているようです。なかには戸数は少ないですが億ションがあり、売れ行きも好調のようです」(高尾さん)。

管理費がネックの中古マンション

熱海のリゾートマンション、特に中古は管理費の高さが目立ち、月4万円、5万円は当たり前になっていますが、この管理費の高さが購入のネックになっているのも事実です。「もともとそのマンションができた時は、バブル期ですから、億ションとして売られていた。億ションが買える方にとっては、高額の管理費は気にならなかったのでしょうが、バブルが崩壊。ここにきて中古マンションが手の届く価格になってきたわけですが、管理費が高すぎて購入に踏み切れないわけです」。
そこで最近は、管理会社を変えて、管理費をやすくするマンションもでてきました。熱海市ですでに10件くらいあるそうです。(高尾さん)

次のページでは、南熱海から伊豆高原エリアの情報です。
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