東北新幹線・那須塩原の駅。東京から1時間強で着く身近なリゾートエリアである |
「共有制」と「預託制」はどう違うの?
那須御用邸に隣接した広大な敷地に誕生する「東急ハーヴェストクラブ那須」の完成模型 |
ちなみにこの物件は、1室を12口、分譲対象の客室が140室ありますから全体を1680口で共有するとのことです。これはマンションを購入した場合と同じですから、不動産取得税や固定資産税が少しかかります。この物件の場合、固定資産税は年間2万4000円くらい必要とのことでした。(またランニングコストとして、年会費9万4500円、営繕積立金年額3600円がかかります)
所有権を登記しますので、会員数が明らかになり、会員数を募集口数以上に集めることはできませんから安心です。
権利関係では、この「共有制」のほかに「預託制」というのがあります。これは預託金を預け、入会金を払って利用権を購入するシステムで、固定資産税などはかかりません。退会時に入会金は返還されませんが、預託金は全額無利子で返還されます(年会費は別途必要になります)。
「共有制」の会員制クラブを退会する場合はどうなるのでしょう。この場合は通常のマンションと同じように売却できます。とはいえ、うまく売れない可能性もあるので、東急ハーヴェストクラブの場合は、一定期間買取保証を設けていて、事業主の東急不動産が設定した価格で買い取ってくれるそうです。
権利関係は不動産所有権の有無で、共有制と預託制に分かれますが、最近の会員制リゾートクラブはどちらが多いかというと、同じくらいの割合のようです。
会員制リゾートクラブの利用方法については次のページで。