賃貸物件でペット関連のトラブルで多いのは、「内緒でペットを飼っている」場合。そもそもペットを飼うことが禁止されている物件なのに、大家さんにだまって犬や猫を飼っている人がいます。もちろん、こんな場合には退去を命じられても逆らうことはできません。このような場合には、借り主に非がありますから、トラブルはわりと簡単に解決できるでしょう。
ちなみに、言うまでもありませんが、ペット不可の物件で、ペットを飼ってはいけませんよ!

建物全体がペット可で、最初からペットを飼うことを前提に建てられた物件なら、入居者同士のトラブルもそれほどないかもしれません。でも、マンションやアパートの1室だけ長い間空家になってしまい、大家さんがその部屋だけ「ペット可」にしてしまった場合には、それまで入居していたほかの部屋の人から、
「自分の部屋でもペットを飼いたい!」
「もともとペット不可だから借りたのに、コレじゃ困る!」
などのクレームがある可能性が高いのです。

自分は内緒で飼っているわけでもないのに、そんなトラブルが起こって、なんだか住みづらくなってしまうのも辛いもの。
こういったトラブルを避けるためには、まず契約するときにきちんと確認しておくことです。

1、 ペット可物件なのかどうか
2、 どんなペットを飼っていいのか(大型犬、犬、猫、小動物など)
3、 同じ建物内のほかの部屋はペット可なのかどうか
4、 退去のときの修繕費用は、なにか取り決めがあるのかどうか
5、 共用部分(エントランスやエレベーター、外階段など)では、ペットを歩かせていいのかどうか

とくに、4、の修繕費用は、契約書に何も明記がないと、退去するときになって高額な補修費用を請求されて、さらにトラブルになることもあります。もし、「ペットによる汚れ・傷みは、敷金を充当して補修する」などの記載だけだと、どのくらいの汚れ・傷みを負担しなければならないのか、明確ではないので、できるだけ契約のときにはっきりさせておくことが肝心です。

さらに、トラブルを防ぐには、ペットを飼う人がマナーを守って暮らすこと。一緒に住んでいる建物の中には、ペットが苦手な人もいるかもしれませんので、共用部分ではペットを野放しにしない、ニオイや汚れはこまめに掃除をする、など、最低限のことは守りましょう。これがとても大切なことなのです。

ペットを飼いたいのなら、ペットのためにも気持ちよく暮らしたいものですね。
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