30代で年収600万円未満の人が中心

住宅金融支援機構から6月30日に発表された「平成21年度フラット35利用者調査報告」によると、注文住宅の新築資金としての利用は5758件(土地取得のための借り入れなしの場合)。利用者の主なデータは以下の通りです。

●平均年齢   42.4歳(20歳代・30歳代で55.0%を占める)
●家族の人数    3.9人(3人家族24.3%、4人家族29.2%で53.5%を占める)
●世帯年収   598.4万円(600万円未満が61.7%を占める)
利用者プロフィール

厳しい環境下で堅実な家づくりをしている人が多いようです 住宅金融支援機構「平成21年度フラット35利用者調査報告」より


以前紹介した「総合住宅展示場来場者アンケート2009」と、属性に大きな違いが見られません。今、家を建てているのは、30歳代で、年収400万~600万円の人がほとんどです。新築マンションの購入者は年齢が39.8歳と若く、家族の人数2.3人と一戸建てに比べて少ないのですが、世帯年収は702.5万円とかなり高くなっています。これはマンション購入者が年収の高い都市部に集中していることも関係があるでしょう。

坪単価70万円で延床面積40坪の家を新築

住宅については、延床面積40坪程度の家を2000万円台の予算で建てていることがわかります。

●住宅面積  135.2m2(約40坪)
●建設費   2889.1万円(坪単価 約70.6万円)

住宅面積は、平成20年度の138.3m2に比べ、小さくなっているのですが、建設費も20年度2965.7万円からダウン。多くの人が面積を小さくし、建設費を抑えた家づくりをしているのがわかります。

坪単価を計算してみると、70.6万円となり、決してローコスト住宅とはいえない数字になります。この傾向は首都圏では、住宅面積131.2m2、坪単価79.1万円となり、より顕著です。都市部で家を建てるのはなかなか厳しい環境だといえます。

次ページでは、資金計画について見ていきましょう。