ED(勃起機能不全)について

EDとは、Erectile Dysfunction の略で、勃起障害や勃起不全とも言われます。「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」と定義されております。

勃起の悩みは人それぞれだと思いますが、全く勃起に至らない状態だけではなく、勃起に時間がかかったり、勃起が継続できなかったり、性行為に満足ができないというような状況もEDの可能性があります。

勃起は、性的刺激を受けた脳からの信号が神経を伝わり陰茎(いんけい)に到達すると陰茎海綿体の動脈が広がり血液が流れ込みます。この海綿体は、スポンジ状になっているので血液を吸い込んで膨れ上がり勃起の状態になります。このように、勃起には、脳からの神経と陰茎に流れ込むための血管が重要です。

この重要な神経や血管などに何らかの問題がある場合、勃起に至らなかったり、時間がかかったり、勃起の維持が難しくなることがあり、EDにつながります。

EDの原因

EDの原因は、色々あります。今回の事例のように、ストレスや不安、うつ状態の場合でEDになることがあります。このような心理的な要因で起こるEDは、20~40代に多くみられます。

また、加齢になると血管の動脈硬化が進んできます。そのためうまく血液が流れ込まないといった理由で勃起に時間がかかるなど、EDになることがあります。

さらに、生活習慣病の高血圧や高脂血症、糖尿病などでも、EDが起こることがあります。加齢の理由と同様に陰茎のあたりの動脈硬化や、糖尿病では神経にも影響をしてEDの症状が出ることがあります。

その他、他の病気や薬の服用でもEDになることがあります。

なお、EDを引き起こすと原因でよく知られている薬は、次のものがあります。
・中枢神経系の薬(解熱・消炎鎮痛剤や抗不安剤、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬、睡眠薬など)
・末梢神経系の薬(骨格筋弛緩薬、鎮けい薬、局所麻酔薬、抗コリン薬)
・循環器系の薬(抗不整脈薬、利尿薬、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症薬など)、消化管に作用する薬(消化性潰瘍治療薬、局所麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬など)

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