/インフルエンザ治療薬…タミフル・リレンザ・イナビル

インフルエンザ治療薬「タミフル」とは?(2ページ目)

インフルエンザの季節。最近徐々にニュースでも取り上げられてきました。すでに「タミフル」という薬の名前を聞いた方も多いのでは?そこで今回は、タミフルについてご紹介します。

三上 彰貴子

三上 彰貴子

薬剤師 / 薬 ガイド

外資系製薬株式会社勤務後、慶應義塾大学にてMBA取得。薬剤師の資格を活かし、薬に関する情報をお伝えしていきます。体の不調を助けてくれる薬は、正しく扱わなくては効果がないばかりか、体に悪影響を及ぼすこともあります。このサイトを活用し、薬に関する基礎知識をしっかり身につけてください。

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タミフルはどのように処方されるの?

タミフルの服用を希望する場合は、48時間以上経つとあまり効果が見られませんので、急激な発熱・関節痛など、インフルエンザのような症状が出はじめたら、なるべく早く病院にかかるようにしましょう。

病院で医師の問診を受けて、鼻の中やのどの奥の粘膜を綿棒などで取り、インフルエンザの型を判定するキットにつけて型を調べます。判定結果が出るまで、20分ぐらいかかります。

判定の結果A型、またはB型であれば、医師が症状やかかった時期などを考慮して必要に応じてタミフルが処方されます。
もちろん、患者さんから希望や医師の診断でタミフルを飲む必要がないと判断し、タミフルを服用せず治療する場合もあります。

タミフルの使い方

大人(体重37.5Kg以上)の場合は、黄色と白のカプセルが処方されます。1日2回 1回1錠 を3日~5日間服用します。幼小児の場合は、粉のドライシロップ剤として体重で換算されて処方されます。こちらも1日2回 1回1包を3日~5日間服用します。

インフルエンザの予防として用いる場合には、成人で1日1回、1回1カプセルを7~10日間服用します。必要に応じて医師にご相談ください。

薬の価格としては、1カプセル317.9円で5日間で10錠飲むと考えると3,179円になります。実際の診療でかかる費用は、診察代や検査代、処方箋発行料や調剤料などもかかりますし、保険の負担額によっても0割から3割負担と異なりますので明細書をご確認ください。


こちらに記載したのはあくまでも一般的な使用方法ですので、医師や薬剤師に相談して指示通りに正しく使ってくださいね。

>>次のページでは、タミフルの副作用と、タミフルのインフルエンザ予防への使用についてご紹介しています!>>
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