2015年4月にAGA治療薬プロペシアのジェネリック医薬品がファイザー社より発売されました。薬剤名は、フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」になります。

AGAの薬は、保険の適応がないため国で決められた薬価がなく、薬の販売価格は医療機関(または医師会など)が決めています。そのため販売価格が医療機関ごとに異なりますが、先発品のプロペシアより安価で医師から処方してもらえると思います。受診の前に金額なども電話で相談してみてください。

薄毛(AGA)の治療薬って?

近くの病院に相談できるか事前に電話で確認してみてください

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Q:最近、テレビや新聞で薄毛に効く薬が出たような話を聞いたのですが、どのような薬なのですか? 教えてください。

A:はい。それは、「プロペシア」という男性型脱毛症に効果のある薬のことですね。テレビコマーシャルでは、「AGAでお悩みの方に…」といっていますが、AGAとは、男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)のことです。

「プロペシア」は製品名(商品名)で、成分の名前(一般名)は「フィナステリド」といいます。

男性型脱毛症(AGA)とは?

男性型脱毛症とは、男性ホルモンによって髪の毛がだんだんやわらかく、細く短くなって、少なくなっていく疾患のことです。額の生え際から薄毛になっていくタイプ、頭頂部から薄毛になっていくタイプ、この二つの混合タイプなどがあるようです。思春期以降に始まり、進行していきます(女性は稀)。

もう少し詳しく説明すると、ジヒドロテストステロン(DTH)という男性ホルモンが、髪の根元の毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結合することで脱毛シグナルがでて、髪の成長期が終了してしまうのです。そのため、髪の毛が十分に育たなかったり、脱毛が見られて全体に薄毛になっていきます。

また、AGAは、30歳代で約10%、60歳代で50%、平均で30%の人にみられるというデータが出ています。

プロペシアとは

プロペシアは、AGAの原因となる男性ホルモン(DTH)の生成を抑制することで、脱毛や薄毛を防ぎます。2005年12月に万有製薬(株)から発売されました。

少し専門的になりますが、DTHは、血中のテストステロンに5α‐還元酵素が働いて作られる物質です。プロペシアは、5α‐還元酵素を阻害します。そのためDTHが作られなくなり、AGAに効果がみられます。

豆知識になりますが、もともとこのプロペシアは、前立腺肥大症の治療薬として開発されたのですが、服用した患者から「毛が生えるようになった」という訴えが相次ぎ、改めて育毛剤としての研究開発がされたのです。

プロペシアの効果

プロペシアは飲み薬です。通常、男性成人に1日1錠(フィナステリド含有量0.2mg)を服用します。また、医師の判断で必要に応じて増量することがありますが、1日5錠が上限になっています。
※この薬は、食事のタイミングに関係なく服用することができます。

適応については、男性の男性型脱毛症のみの適応ですので、他の脱毛症や女性に対する適応はありません。(女性に関しては、海外データで、閉経後女性の男性型脱毛症に1年間投与した研究があります。しかしプロペシアの有効性はみられなかったようです)。

効果について、髪の毛が増えるという効果もあるようですが、どちらかというと現状を維持することが期待できます。全体的な本数が多くなるというよりも、抜け毛が少なくなったり、髪が細く短くなるのを防ぐために髪の毛が太く長くなることで、結果的に薄毛が目立たなくなるようです。

また、プロペシアを飲んで効果が確認できるまでの目安は6ヶ月です。6ヶ月以上服用しても効果が見られない場合は、医師の判断で服用が中止になることがあります。それ以上続けるかどうかは、医師に相談してください。

また、錠剤を増やしても効果が強くなるというわけではないようです。例えば、1錠で効く人が2錠飲んだからといって、薄毛を防ぐ効果が倍になるというわけではありません。ただ、人によっては薬の感度が低い場合もありますので薬の量が増えることがあります。
このようなことも含めて医師に相談して医師の判断を仰いでください。

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