膠原病に関係のある診療科は?
膠原病の多くは、リウマチ内科、膠原病内科がオススメです |
(膠原病とは……全身性エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リウマチ(RA)・若年性免疫性リウマチ、混合性結合組織病(MCTD)、全身性硬化症(SSc)・全身性強皮症(PS)・進行性全身性硬化症(PSS)、皮膚筋炎(DM)、多発性筋炎(PM)、結節性多発性動脈炎(PN) 、シェーグレン症候群(SjS)、Wegener肉芽腫症(Wegener's granulomatosis; WG)、アレルギー性肉芽腫性血管炎(allergic granulomatous angitis; AGA)(Churg-Strauss症候群)、過敏性血管炎、線維筋痛症など)
子供の場合
→まずは小児科に受診しましょう。詳しく問診で、膠原病が疑われた場合、血液検査や尿検査を行います。さらに関節痛がある場合は、整形外科でも診てもらうことが大切です。日本アレルギー学会認定アレルギー専門医になる試験に、膠原病の知識が必ず問われますので、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を標榜されているといいかもしれません。
大人の場合
→まずは総合内科があれば、総合内科に受診しましょう。しかし、膠原病の可能性が高い場合は、膠原病内科、膠原病・リウマチ内科の方がいいでしょう。リウマチなら整形外科を受診してもいいでしょう。ただ、子供の場合と同じで、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医や日本リウマチ学会認定リウマチ専門医を標榜されているといいかもしれません。
ただし、子供も大人も、皮膚に病気のあるときには、皮膚科に受診した方がいい場合があります。
学会認定専門医・指導医のリスト
→日本アレルギー学会認定専門医・指導医
→日本リウマチ学会認定専門医・指導医
医療機関の科目に、膠原病、リウマチの文字があるかどうかを調べておいた方がいいですね。
■アレルギー性紫斑病が疑われる場合
子供に多い病気です。
子供の場合
→小児科または皮膚科に受診しましょう。ただし、皮膚以外の症状があるので、小児科の方がいいでしょう。
大人の場合
→皮膚科、内科に受診しましょう。ただ、全身管理が必要になる場合は内科の方がいいでしょう。特に腎臓への影響を考えると、腎臓内科も必要になることがあります。
■川崎病が疑われる場合
主に子供の病気ですので、小児科に受診することをお勧めします。
■クローン病が疑われる場合
子供の場合
→小児科または消化器内科に受診しましょう。特に、内視鏡検査が必要になるので、消化器内科のある方がいいでしょう。
大人の場合
→内科、特に消化器内科に受診しましょう。
■潰瘍性大腸炎が疑われる場合
子供の場合
→小児科または消化器内科に受診しましょう。特に、内視鏡検査が必要になるので、消化器内科のある方がいいでしょう。
大人の場合
→内科、特に消化器内科に受診しましょう。
医療機関に受診して、まずは正確な診断をしてもらうことが肝心!
次に、アレルギーが疑われたら、何科に受診するの?
⇒医療機関へ受診科目は?(アレルギー編) >>
医療機関・診断法