失敗談2:約15万円の損! 給湯工事をケチって「もったいない」
給湯器は本体だけに目がいってしまいがちですが、配管だって代替タイミングが肝心です。 |
しかし8ヵ月後、水道メーターの検針で漏水していることが判明し、水道業者を呼んで調査してもらうと、どうやら浴室下の給湯配管で漏水しているらしいということになりました。
Bさんはハッとしました。たしかに給湯器本体は2年前に替えたばかりでしたが、給湯配管は新築以来20年以上交換していないことを思い出しました。浴室を工事した時にも、業者に指摘されていたのですが、コストアップを嫌って断っていたのです。
結局、Bさんは水道業者に調査費と修理費合わせて約18万円を支払いました。ユニットバスを設置する際に、一緒に給湯配管を交換していれば、約3万円で済んでいたことを知り、「もったいない」気持ちがこみ上げてきました。
追加工事は状況を見て決断
このBさんの事例では、リフォーム業者が給湯配管の劣化を指摘していたにもかかわらず、予算重視を貫いたために取替えのタイミングを逸してしまったケースです。リフォームをする際には、施工途中の状況を見定めながら、関連のある部分についての追加工事についても検討するようにしましょう。特にリフォーム業者と打ち合わせする時には、工事中に随時チェックポイントとなる部分を説明してもらい、どういう状態だったら追加工事をすべきなのか、あるいは将来的のリフォームに組み入れるべきなのかを教えてもらうように依頼しておきましょう。
次のページでは、システムキッチンを選ぶときに発生した「もったいないリフォーム」をご紹介します。