リフォーム費用/リフォーム予算・相場とその読み方

中古+リフォームで損をしない3つの条件(2ページ目)

中古住宅を購入してリフォームして新居にするケースが増えている一方で、意外と知らずに損をしていることもあるようです。今回は中古物件リフォームで損を防ぐための3つのポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

2.リフォーム見積りは物件検討時にもらっておく

見積り
物件下見の段階でも、十分リフォーム見積りをもらうことは可能です。
物件を購入してからでないと、正式なリフォーム見積り依頼ができないと思っている方も多いようですが、実は、物件購入の決定前でも見積りをもらうことはできるのです。

物件を購入してからリフォーム見積りをもらう場合、じっくりと時間をかけて悩むことができる一方で、意外とリフォームに費用がかかってしまうことがわかり、家族の希望するリフォームプランを大幅にダウングレードしてしまうケースもあります。

もちろん、物件を一部解体してみないと正確な見積りができない場合もありますので、物件購入前の見積りでは一部概算になってしまうこともありますが、それでも予算を計画するには十分な情報になるはずです。

不動産業者が紹介してくれる工事業者でも良いのですが、できれば普段から気心知れているリフォーム業者や、中立的な立場からアドバイスしてくれる業者に、物件下見の段階から同行してもらい、予算やリフォームプランについて相談しておくと、物件探しの可能性がかなり広がります。

3.物件購入+工事費用以外のお金に要注意

住宅取得の経費
住まい購入費用やリフォーム費用の他にも、結構お金がかかるものです。
事前に金融機関でローンが組めることを確認しているからといって、どんぶり勘定で考えていると、案外と差が付いてしまうのが物件費用・工事費用以外の諸経費の部分です。

中古と言えども戸建住宅やマンションを取得すると、不動産取得税という税金が発生しますし、住宅ローンを設定する時には通常、ローン期間と同期間以上の火災保険が必要になり、この保険料も発生します。また、不動産会社に仲介してもらった際には物件紹介手数料がかかります。

上記のような費用が発生するため、「予算オーバーになってしまい、リフォーム費用を削ってしまった」というケースも目立ちます。くれぐれも検討する際には、物件費用・リフォーム費用以外の経費について、一緒に相談に乗ってくれる業者と話を進めるようにし、自分でも簡単にローン計算ができるサイトなどを利用して、無理のないローン返済計画を立てるようにしましょう。

「良い物件」探しと「良い業者」探しを両立させよう

今回は、中古物件をリフォームして住まうための3つの条件をご紹介しました。一般の方が良質な中古物件を探すことは大変難しいと思いますが、それをサポートしてくれる業者がいてくれれば安心です。

テレビCMを沢山やっているからとか、よく聞く名前だからという知名度だけで選ぶのではなく、経費についてのアドバイスや、中古物件ならではの情報を積極的に提供してくれる業者を味方につけ、以上の3つの条件をしっかり守って、お値打ち品のマイホームを探すようにしましょう。

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