リフォーム費用/リフォーム予算・相場とその読み方

中古+リフォームで損をしない3つの条件

中古住宅を購入してリフォームして新居にするケースが増えている一方で、意外と知らずに損をしていることもあるようです。今回は中古物件リフォームで損を防ぐための3つのポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

Q:「中古物件を取得してリフォームする際に、気をつけておくべきポイントは?」
眺め
中古物件を上手にリフォームすることで割安なマイホーム取得が可能になるのです。

現在、リフォームしてから住むことを前提に中古物件を探していますが、どのように予算計画を立てておいたらよいのでしょうか。また、それ以外に気をつけるべき点はありますか。

A:「物件下見の時に、一緒にリフォーム見積りをもらうようにすることと、購入及び工事以外の費用が発生することを忘れずに!」
物件探しの段階から一緒に現場確認に付き合ってくれるリフォーム業者を見つけておくと良いでしょう。さらに、中古物件を購入する際に、一緒に必要となる諸費用が結構ありますので、ローン計画などに組み入れることを忘れないようにしましょう。

中古物件はますますお買い得に!

リフォームに関する技術やデザイン性が向上したことに加え、各種ハウツー本などが発売されるほど、リフォームに関する理解が高まってきていることもあり、中古物件(戸建住宅・マンション)をリフォームして新居にするという新しいライフスタイルが、徐々に定着してきています。

しかしながら、慣れない物件探しやリフォーム見積りを前にして、頭を抱えてしまう方も見受けられます。物件探しやリフォーム計画が難航すれば、マイホーム資金に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。

そこで今回は、中古物件リフォームで損をしないための3つのチェックポイントをご紹介します。

1.物件はデータだけではなく必ずその目で確認する

中古物件
物件はデータだけではわかりません。むしろデータに出てこない部分を自分の目で確かめるのです。
中古物件リフォームを考えるとき、不動産業者やインターネットサイトを利用して、中古物件の情報を集めることが最初の仕事になります。物件探しのキーワードは、物件所在地や敷地面積、そして建物の築年数や延床面積、物件価格といったデータになります。

しかしこれらデータは、物件を探す上での予算の目安にはなりますが、実際に見てみないと判断できない要素も多く含んでいるので、こういった内容だけで概算リフォーム金額を設定するのはかなり危険です。

例えば、リフォーム済みの中古物件だから改修費用がほとんどかからないだろうと思っていたら、実際には水回りのリフォームしか実施しておらず、屋根や外壁の傷み具合は調査すらしていなかったりとか、安い物件だと思ったら、様々な法令などの関係で、大規模改修が出来ないという制約があったりと、見過ごせない重要な部分も多くあるのです。特にマンション物件の場合は、管理規約で思う通りのリフォームが出来ない場合もあります。

物件探しの際には、くれぐれも築年数や物件価格といった目先のデータだけで絞り込んでしまうのではなく、自分の希望に合いそうな要素が少しでもあるのなら、直接出向いて物件の隅々を自分の目で確認し、詳しい話を聞いてみるようにしましょう。

次のページでは、リフォーム見積りをもらう時のポイントなどをご紹介します。
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