他の薬を飲んでいるときには医師に相談を
高齢者が使う際には他の治療薬との併用に注意が必要。必ず医師に相談してください |
特に、半年以内に心筋梗塞や脳梗塞、脳出血を起こしたことのある人、狭心症や心不全、心筋症などの心臓血管系の病気で薬を飲んでいる人、高血圧の薬を飲んでいる人などは専門医に相談してください。
飲んでいる薬の種類によっては、安全のためにED治療薬の服用を控えるよう指導されることもあります。
逆に、他の医療機関を受診する場合には、ED治療薬を服用していることを必ず、伝えることが肝心です。併用禁忌の危険な薬を処方される恐れがあるからです。
ED治療薬で“性春”の謳歌を
今回はED治療薬の使用に対する年齢制限について、主として高齢者を対象とする留意点を紹介しました。豊かな性生活を手助けするED治療薬の効き目は高齢者に“性春”を謳歌させてくれるはずです。
無論、併用している薬との「飲み合わせ」などの注意事項は高齢者ばかりでなく、若い人にも共通です。
若い人のEDで多いのは、最初のつまずきが尾を引くケースです。たいていは1回でも成功すれば、それが自信に変わり、EDを克服できます。まさに「性交」が「成功」を導くのです。その自信を支えるのがED治療薬の役目といえるかもしれません。このように、ED治療薬は年齢層を問わず高い効果をもたらします。
しかし、ED治療薬の処方は20歳以上を対象としており、原則的に未成年には行っていません。
日本性機能学会がまとめたED治療薬の処方に関するガイドラインに投与対象として「20歳以上の男性でEDを訴え、本人であることが確認できた患者」と明記されているからです。
ただし「20歳未満でも結婚している場合は別途考慮する」という注記があるので、まったく道が閉ざされているわけではありません。
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