寝違え対処の落とし穴
寝違えは「放っておけば治る」と思われがちですが、「自分で首のマッサージをすると早く治るかも」と、痛い部分をつい触りたくなってしまうかもしれません。しかし、専門家が行う以外はNGです。正しい対処は、症状の軽減を促しますが、自己判断により間違った対処をしてしまった場合は、治りを遅くしたり悪化させてしまいます。思わずやってしまう危険な対処法には次のようなものがあります。- 肩こりが原因だと思い込み、首~肩のマッサージを自分で行う(専門家以外は危険です)
- 痛みのある部分を温める(温めて良いかの判断が難しい状態です)
- 痛みを我慢して首をストレッチする
- 首をぐるぐる回して体操をする
- お風呂で長時間温まる
早急にやろう! 寝違えの対処法
冷却は氷嚢、水をくぐらせた氷をビニール袋に入れたものでもよいです
軽度の痛みでは、温めても問題がない場合もありますが、悪化する場合もあるため、判断に迷うときは冷却が無難です。2日ほどで炎症が治まりますので、温めて良いのはそれからになります。体操やストレッチも様子を見ながら徐々に試していきます。
寝違えの冷却方法は?
冷却方法は、タオルを巻いたアイスノン、アイスパックを痛む部位に10分程当てておきます。10分間経過したら外した状態で10分間そのままにしておきます。その後再度約10分間冷却し、10分間外します。これを3~4セット行いましょう。横になれる場合は、低めの枕に仰向けになり、楽な首の高さになるようタオルを重ねて調整します。横になると、頭を支える筋肉に負担をかけず冷却が出来ます。