30歳代でも五十肩になり得る
「これって五十肩?」とショックを受ける30代も珍しくありません
なぜか30歳代においても四十肩、五十肩と同じ症状がみられることがあります。「老化現象にしてはちょっと早いのでは?」と納得いかないという人もいるようです。しかし、四十肩、五十肩に繋がる要因には若いうちからさらされている可能性があり、30歳代で発症してもおかしくはないのです。
そもそも四十肩、五十肩って何?
急性期は痛みが強く、夜間の痛みで目が覚めてしまう人もいます
肩をスムーズに動かすために重要な滑液包(かつえきほう)や腱板(けんばん)などに問題があり、動かすことで何となく肩の前部や後部に違和感、痛みを感じるようになります。放置しておくと、激痛になり痛みで睡眠を妨げられるようにもなります。
四十肩、五十肩の原因は?
怪我で肩を痛めたことのある人にも見られると言われていますが、肩の構成要素の問題で、はっきりした原因はわからないとされています。外傷後のケアはどうであったか、また運動や生活習慣、精神的ストレスにより肩関節への負担が長期に渡り蓄積されていないかもポイントになります。
頭部・頚部・腕などの筋肉の機能的なバランスが乱れているところへ、強い負荷がかかることで肩の痛みが出てしまう、ということがありますので、肩関節の老化を早めないためにも、日頃から肩・首への負担は解消させておく必要があると思います。中には病気による例もありますので、健康管理も大切です。
五十肩予備軍!? 肩の動きをチェックしよう
若くして五十肩にならないためには、まず何より早期から予防をすることをオススメいたします。まずは自分が予備軍に当てはまらないか、チェックをしてみましょう。下の写真の動きをスムーズに行えますか? 違和感や以前より出来なくなったと感じた場合は要注意! 筋肉の働きにアンバランスが生じている可能性があります。
■五十肩予備軍チェック
1.左右の手を背中でつなぐように動かします
肩周辺や腕に痛み、違和感はありませんか?
2.先ほどと手の位置を逆にしてみましょう
3.両腕を頭の横へ近づけていきます
スムーズに挙がるでしょうか?左右差はありませんか?
4.両手を頭の後ろで組みます
肩周囲の筋肉が硬くなると、この動作がしづらくなる場合があります。
5.肘を曲げて左右の腕をねじるように動かします
6.先ほどとは反対方向へねじってみましょう
どちらかがねじりにくかったり、肩が外れそうに痛んだりする場合があり、そのような人は肩関節に負担が生じている可能性があります。
■予防のためのエクササイズはこちらから
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