まず風邪・インフルエンザを予防する

風邪に効く注射はありませんが、肺炎を予防するためのワクチンはあります 

風邪に効く注射はありませんが、肺炎を予防するためのワクチンはあります

肺炎・気管支炎は、呼吸器感染症。風邪やインフルエンザにかかって喉に炎症が起きると、健康な状態に比べて肺炎・気管支炎を引き起こす細菌やウイルスに感染する確率が非常に高くなります。

まずすべき予防法は、風邪とインフルエンザに気をつけることです。手洗いや水道水によるうがい、使い捨てのマスクを意識して使ってください。インフルエンザのシーズンには、流行前のワクチン接種が有効です。

少しの工夫で風邪とインフルエンザを防ぐことで、結果的に長引く肺炎の予防につながります。

タバコを減らし、禁煙するべし

タバコの有害物質は呼吸器に悪影響を与え、免疫力を低下させるため、呼吸器疾患も起こりやすくなります。喫煙者はタバコの本数を減らすなどして、禁煙を目指しましょう。


高齢者は積極的なワクチン摂取を

感染性の肺炎を起こす病原体は多種多様ですが、全年齢に共通して特によく見られるのが肺炎球菌と呼ばれる細菌です。この肺炎球菌に対してはワクチンが開発されています。予防接種しておくと5年間程度はこの細菌に対する免疫を高めることができます。ただし、このワクチンには次のような欠点もあります。
  • 肺炎球菌以外の病原体に対しては無効
  • 現在のところ全額自己負担(※)
  • (国内では)原則として接種は一生に一度のみ
(※)医療機関によっても差がありますが、だいたい8,000~10,000円ぐらいです。ただし、病気や事故などで脾臓を摘出した後には免疫力が低下するリスクが高いため、保険適応でワクチン注射を行うこともあります。

保険適応外なので、医師としては積極的に推奨しづらく、有効期間が5年のみで再接種できないことを考慮すると、接種するタイミングも決断しづらいという本音があります。しかし、呼吸器疾患のある方や高齢の方にとっては、肺炎球菌による感染症は命取りになることが多いのも事実。ガイド自身は、このような肺炎にかかることでのリスクが高いと考えられる方は、できるだけ接種したほうが良いのではないかと考えています。

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