歯・口の病気/白い歯・ホワイトニングの方法・効果・注意点

白い歯になりたい!初めてのホワイトニング

最近テレビや雑誌に登場する方々も、白い歯をを多く見かけるようになりました。歯のホワイトニングをしてみたいが、どうしたらよいか判らないといった方のために、初めてのホワイトニングについて解説します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

歯のホワイトニングをしてみたいが、どうしたらよいか判らないといった方のために、初めてのホワイトニングについて解説します。


歯のホワイトニングの基礎知識

白いスキー場
白が映えるのはスキー場だけではありません……
歯のホワイトニングは、自分の歯を削ることなく歯の表面を漂白するように白くして、歯の色を白くすることです。

ホワイトニングが一般的になる以前は、歯の色を白くするために、歯を削りセラミックの歯を被せたりしていましたが、最近では歯を削ること無く、白くすることができるようになりました。

ホワイトニング直後が最も白くなり、徐々に戻っていきますが、完全にもと歯の色に戻るまで、数年程度効果が持続しているケースが多く見られます。


ホワイトニングの前に…

歯のホワイトニングをこれから受けようとする場合に、出来ればやっておいた方がよいのは、次のようなことです。

  • 虫歯の治療
    大きな虫歯があるとホワイトニングの際に薬剤が虫歯に入り込み、痛くなる恐れがあるので、出来れば虫歯の治療が終わったあとが理想です。
     
  • 歯石取り
    歯磨きの際に、歯茎からの出血などが見られる場合、歯の周囲に歯石が付着している可能性があります。歯石が付いていると、まれにホワイトニングの際にしみることがあります。
     
  • 歯の表面の汚れ落とし
    ホワイトニングを開始する1週間ほど前から、少し多めに歯磨き粉をつけて、歯の表面の着色などを落としておくと、薬剤が効果的に働きやすくなります。
ホワイトニングの際にしみたりしないためにも、まずは歯の状態をしっかりさせてから、ホワイトニングに望むようにしましょう。



どちらのホワイトニング方法を選択する?


ホワイトニングを行な際にオフィスホワイトニングと、ホームホワイトニングのどちらを選べばいいのか? といった相談を受けることがあります。どちらもホワイトニングが可能ですが、あえて臨床で違いを感じるとすれば、次のようなことです。

  • ホームホワイトニング
    適応範囲が広く安定した効果が期待でき、オールマイティーな感じがします。ホワイトニング前の歯の色や歯の質に、左右されにくく、オフィスホワイトニングで効果を感じられなかった場合でも、こちらに切り替えることで、さらに白くなることもあります。ただし時間や期間がかかります。
     
  • オフィスホワイトニング
    ホワイトニング前の歯の色や質がごく普通であれば、十分効果が発揮されます。さらに効果の出やすい歯の色や質であれば、短時間で劇的な効果が期待できます。

歯のホワイトニングは歯を削らないため、治療のように一度決めたら違う方法が試せないといったことはありません。両方を使い分けることも可能です。したがって初めてのホワイトニングに関しては、どちらでも自分が気に入った方法を第一選択にすればいいと思います。
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