女性の健康/女性におすすめの健康法

「汗をかきたくない」は危険!女性のための熱中症対策

お肌の美容のために日焼け対策を怠らない女性は多いようですが、熱中症にも注意が必要。熱中症はスポーツ選手や、子ども、お年寄りだけのものではないのです。今年の猛暑を元気に乗り切るための、女性が心がけたい熱中症対策法をご紹介します。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

猛暑で心配されている熱中症。お肌の美容のために日焼け対策を怠らない女性は多いようですが、熱中症にもしっかり注意できていますか? 熱中症はスポーツ選手や、子ども、お年寄りだけのものだけではありません。女性も気をつけるべき熱中症対策法をご紹介します。

そもそも熱中症とは

熱射病も日射病も熱中症!

熱射病も日射病も「熱中症」。夏は紫外線対策しかしていない、という女性も注意が必要です

「熱中症」とは、暑さによって起こる体の障害の総称です。以前使われていた「熱射病、日射病、熱痙攣、熱疲労、熱失神」などの言葉は、すべて熱中症の細かい分類。英語をそのまま日本語に訳しているため、人によってイメージが違ったり混乱したりしやすいので、最近はすべて「熱中症」と一括りにして、その中で重症度を測ることが多いようです。

ちなみに「熱中症」は「熱」に「中る(あたる)」と書きます。英語では「heat stroke」。つまり「熱に打たれる、やられる」。言語は違えど同じ表現なのですね。

熱中症症状への対策法

熱中症の症状は大体3段階に分かれます。
  1. 軽症……めまいやこむら返りなどの筋肉の痙攣
  2. 中等度……頭痛、吐き気、嘔吐、強い疲労感
  3. 重症……意識障害、肝・腎機能障害

軽い場合はとにかく涼しい場所に移って衣服を緩め、首や脇、ふとももの付け根などを冷やして体温を下げ、できれば冷たい水を飲んで水分補給をしましょう。症状がひどければもちろん早めに病院へ。

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