孤立したくないに孤立してしまう……

孤立しがちな人の傾向とは

望んでいないのに孤立してしまうのは辛いもの。解決したいなら、コミュニケーションを見直してみましょう

孤立したくないのにそうなってしまう場合、原因は職場や地域など環境の側にあることも多いでしょう。しかし、どの環境においても一人になってしまうなら、普段のコミュニケーション・パターンを振り返り、できることから改善してみることをお勧めします。
 

孤立しがちな人のコミュニケーション・パターン

では、孤立しがちなタイプの人に多いコミュニケーション・パターンには、どのような傾向があるのでしょう? まずは以下のポイントに心当たりがないか、チェックしてみましょう。

■はっきり言葉で思いを伝えるのが苦手
  • 不快なことを言われたとき、それに対する自分の思いを言葉で伝えていない
  • 会話の場面では、つい視線をそらしてしまうことが多い
  • 言葉で思いを伝えず、舌打ちや肩をすくめるなどのボディランゲージを多用している
■「言わなくてもわかるはず」と考えている
  • 会話の最後に、自分の思いを相手が理解しているかどうかを確認していない
  • 「言葉で伝えなくても、相手はわかっているはずだ」と思うことが多い
  • よく確かめずに、「あの人はこういう人」などと解釈することが多い
■「どうせわかってもらえない」とあきらめている
  • 伝わらないと感じたとき、そこでコミュニケーションを遮断することが多い
  • 「この人と話してもムダ」と思うと、黙り込んでしまうことが多い
上記のような行動や対応のパターンに共通するのは、言葉を通じて他人と意思の疎通を図ることを面倒に感じる、または相手の反応に対して恐れを感じる、という思いです。コミュニケーションの多くは、言葉によって意思の疎通を繰り返すことで成り立ちます。しかし、一方的に会話を打ち切ったり、言葉による確認や伝達を怠ったりしてしまうと、相手はあなたとコミュニケーションをとりにくいと感じてしまいます。
 

コミュニケーションの質を悪くする話し方や言い回しの傾向

また、まったく悪気はないのに、話し方や言い回しの癖によってコミュニケーションの質が悪くなってしまうことがあります。癖は自覚しにくいものですが、以下のような話し方に心当たりがないか、チェックしてみてください。

鼻で笑ったり茶化したりする癖がある
  • 自分が意見を言った後、人の意見を聞いた後に、鼻で笑うことが多い
  • 意見を求められたときにはっきり返答せず、茶化してうやむやにしてしまう
■主張がはっきりしない
  • 「私はこう思う」とはっきり自分の意思を伝えていない
  • 「○○かもしれないですね。でも××なのかも」というあいまいな言い方で断定を避ける
■相手と面と向かって話をするのが苦手
  • 会話をしているときに、相手の顔を見るのが苦手
  • 向かい合って話すときには、つい目をそらしている
  • 会話の際、声が極端に小さくなっている
向き合ってコミュニケーションをすることを避けたい気持ちがあると、上のような傾向になりがちです。話し方は、その人のコミュニケーションに対する姿勢を浮き彫りにします。したがって、自分が普段どのような話し方をしているのか、客観的に振り返ってみることが必要です。
 

まずは話しやすい人とできるだけ長く、数多く話してみる

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「コミュニケーションの扉」は自分の力で開くもの
では、コミュニケーション力を上げるためには、広く誰とでも会話を楽しめる自分になるように努力すればよいのでしょうか? 最初からそこまでハードルを上げる必要はありません。

まずは、自分の周りの人をよく確認してみましょう。家族や知人など、「この人となら割と話しやすい」と思える人はいませんか? そうした人がいるなら、その人との間で自分の思いを最後まで言葉で話す相手の思いを最後まで聴く自分の思いが伝わっているかどうかを確認する相手の言うことにあいまいな点があれば確認する、ということを丁寧に繰り返し行っていきましょう。

そうした人がいない場合には、カウンセリングを利用するという方法も一案です。話しやすそうなカウンセラーと、たくさん会話を重ねていきましょう。安心できる場所で安心して話せる人と会話を重ねることで、コミュニケーション力は上達していきます。

コミュニケーションを上達させるには、自分の思いを相手に分かるように伝えること、相手の思いを正しく把握することが必要です。慣れるまでは多くのエネルギーが必要となりますし、気も遣います。しかし数を重ねれば確実に上達しますし、コミュニケーションを通して自分の世界が広がっていることを実感できるようになると思います。

そのためにも、まずは普段のコミュニケーション・パターンを見直し、安心して話せる人との会話を重ねながら、コミュニケーション力を伸ばしていきませんか?

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