新潟県中越地震、福岡西方沖地震――相次ぐ震災に、いよいよ巨大地震への警戒が高まってきました。いざ災害が起こったとき、心身の不自由なお年寄りを守るにはどうしたらよいのでしょうか。





「災害弱者」とは、災害が発生した場合に、避難行動や避難生活において、周囲の手助けを必要とする人たちのこと。お年寄りのほか、心身に障害を抱えている方、傷病者、乳幼児、妊産婦、日本語のわからない外国人の方が該当します。

実際、阪神・淡路大震災では、逃げ遅れた犠牲者の半数以上が高齢者でした。また、避難所でも寒さと栄養不良で肺炎を起こし、亡くなったお年寄りが大勢おられます。また、十分な介護が受けられないことから、損壊した自宅に戻らねばならなかった人も少なくありませでした。こうした事態を防ぐためには、日ごろからどんなことを心がけておくべきなのでしょう。

避難方法や連絡先を話し合っておこう


住んでいる地域で定められた避難場所をチェック!避難経路も確かめましょう。また、家族の待ち合わせ場所も、あらかじめ決めておくことが大切です。できれば休日などにみんなで下見するとベター。お年寄りには、わかりやすく書いた地図を携帯してもらうようにします。

このほか、被災地の外にいる親戚など共通の連絡先を作っておき、万が一のときは、伝言板の役目を果たしてもらうようにするとよいでしょう。携帯電話の災害伝言板サービスの利用法についても、確認しておかなくてはなりません。少しでも多くの連絡方法を確保しておきましょう!

非常持ち出し品や携帯品をチェックしよう


非常持ち出し品
食料品・飲料水・ラジオ・懐中電灯・貴重品などのほか、介護に必要なグッズを用意しておくようにしましょう。
紙おむつアルコールティッシュやウエット ティッシュ貼るタイプのカイロ
食べやすい食料簡易トイレ入れ歯
予備の老眼鏡予備の補聴器(電池も用意) 白杖や点字器(必要に応じて)看護器具など


携帯品
以下のものを常時携帯してもらったり、寝るときに枕元においてもらったりするようにしましょう。

常備薬(服用方法などのメモも一緒に)名前や住所、連絡先を書いた緊急カード障害者手帳や敬老手帳のコピー
ラジオ携帯電話
筆談用メモ用紙や筆記用具笛やブザー看護器具など


家具やガラス類を確認しよう



窓ガラスや戸棚のガラス部分が割れて飛散しないよう、透明フィルムなどを貼ります。
家具や照明器具は固定金具やロープなどで固定を。
重たいもの、ガラス、陶器類は高いところに置かないようにしましょう。
戸棚の開き戸は、中のものが飛び出さないようストッパーをつけましょう。
寝室には転倒しそうな家具を置かないように。


火災対策は万全に



ストーブやガス器具などは、なるべく自動消火装置がついているものを使いましょう。
消火器を使いやすいところにおき、使い方を覚えておきましょう。
使い終わったお風呂のお湯をそのまま張っておいたり、ポリ容器に水をためておくなどして、消火用の水を確保しましょう。
できればカーテンは不燃性のものに変えましょう。


地域の人に声をかけておくようにしましょう


日頃から隣近所の人たちと積極的にコミュニケーションを図り、「万が一のときはよろしくお願いします」などとお願いしておくとよいでしょう。そのためには、家族ともども、地域活動などにも参加し、地域との交流を深めておくのがおすすめ。念のため、手助けしてくれる人の電話、FAX番号などを控えておけば安心です。消防署や病院、ケアマネージャー、役所の福祉窓口の連絡先も書いておきます。

さて、いかがでしょうか。そのときになってあわてないために、あらかじめ家族で防災訓練などをおこなっておくのもよいかもしれませんね。備えあれば憂いなし!です。

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