合成エストロゲン(卵胞ホルモン)と合成プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの合わさったものです。
=低容量ピル=
ピルの歴史はピルに含まれるホルモンの量をどうやってうまく減らして配合するかという1点にあったと言ってもよいと思われます。現在で避妊目的につかわれているピルは低用量ピルといって、エニチルエストラジオール(簡単にいうとエストロゲン)という物質が50μg以下になっています。比較的副作用が出にくいのが特徴です。
=低用量ピルの中での種類=
低用量ピルにも種類があり、『段階型ピル』とよばれます。難しいことはさておき、これはプロゲステロン(黄体ホルモン)の量を減らすのが目的です。詳しく言うと、一周期の中でプロゲステロンが「段階的に」変化し、より自然の周期に近くなるといわれています。
=副作用=
短期間では吐気や乳房の痛みといったものがよくみられます。また、血栓症などの危険も高まるといわれています。また、乳がんや子宮頚癌などの危険率も高まるという指摘もあります。逆に子宮体癌のリスクは減るという報告もあります。
次ページはピルについてのウソ・ホントです。>>次ページへ
=ピルってなあに?INDEX= |
1.避妊パッチってなあに? 2.ピルってなあに? 3.ピルについてのウソ・ホント |