寒さも一段と増してきて、冬本番といったところです。この時期、肌荒れでお困りの方もたくさんいる事でしょう。
そして巷には、医薬品メーカーや、化粧品メーカーなどが発売する保湿クリームがあふれています。あんまり多すぎてどの製品がいいのか、悩んでしまいませんか。
製品を選ぶ時に、パッケージを見ただけではその製品の特徴はつかみにくいと思います、今回は、製品に含まれる、医薬品に使われている保湿関係の成分を解説して、そんなお悩みを解決するお手伝いができればと思っています。
▼大衆薬と医療用医薬品
まずは、処方箋が必要な「医療用医薬品」、それ以外、薬局でお求めになれるもので「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」があります。
薬局で、処方箋なしで買える薬は大衆薬と言って分類されています。こうした製品はいくつかの成分が配合されていて、その組み合わせや混ぜ方の工夫で商品の特徴を作っています。一方、皮膚科にかかって、処方箋が必要な医療用医薬品は、基本的には一つの成分でできています。
▼ポイント
いろいろアピールされているのは、何の成分がポイントなのかをしっかり確認してお選びいただくといいでしょう。何の成分がどのくらい(含有量)入っているかがポイントです。
▼おすすめの一品
軽いカサツキであれば白色ワセリン程度で充分です。こまめに塗る事が大切で、手を使う前には保護の目的で、作業が終わった時には必ずアフターケアすることが大切です。
白色ワセリンは、どこの薬局でも扱っているはずですし、値段も安く、500g入りが1000円弱くらいで流通しています。
ちょっと気になるとしたら、この白色ワセリンは成分の性質上ちょっとベトつく感じがします。もしそのベトツキ感が気になるようでしたら親水軟膏というのもあります。さらっとしていて使い心地はいいのですが、その分落ちやすいので頻繁にぬらなければなりません。こちらも同じく500g入りがおよそ1500円で流通しています。
この二つは値段も驚くほど安いので頻繁に塗る事ができます。そして業界では最も低刺激で他の軟膏などを薄める時に使われたりしています。口に入っても安全だし、お肌がデリケートなベビーにも安心して使えます。
気になる人はいつもの調剤薬局で一度ご相談になってみてください。もしかすると、お試し用に少しだけ分けてもらえるかもしれません。
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