/抗うつ剤・抗不安薬・向精神薬・精神安定剤

増え続けるうつ病…薬の基礎知識と注意点(2ページ目)

子供から大人まで、幅広い年代で増加しているうつ病。今回は意外としらないうつの症状に加え、うつの治療に使われる薬の基礎知識と、副作用の注意についてご紹介します。

三上 彰貴子

執筆者:三上 彰貴子

薬剤師 / 薬ガイド

落ち込みだけではない……うつ病の症状

うつ病には、タイプやその段階によって様々な症状が見られます。

一般的な症状……
  • 活気が無くなる
  • ふさぎこんでいるようになる
  • 色々なことに興味が無くなる


  • その他の症状……
  • イライラして怒りっぽくなる
  • 不安そうになる
  • 集中力が低下する
  • 物事の判断ができず優柔不断になる
  • 食欲がなくなる
  • 眠れなくなる


  • さらに、重症になると……
  • 妄想・幻覚症状


  • 特に幼い子供の場合は、うつ病の症状が過度の活動や攻撃性、反社会的行動にとして表れることがあるようです。一見うつ病に見えないので、注意が必要です。

    うつ病で一番深刻なのは、自殺願望やそれによる自殺です。自殺は、未治療の15%を占めるともいわれます。「自分は価値の無い人間だから、生きていても仕方が無い」といった理由で命を絶ってしまうようです。

    軽症のうつ病の場合は、治療しなくても数ヶ月から半年で症状が治まることがありますが、再発する場合もあります。
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