ドリンク剤の成分にはビタミン成分と栄養成分、生薬成分などが入っています。今回はドリンク剤の、ほとんどの製品に入っているビタミン類についての解説です。

人の体は多くの栄養素をとって成長、維持がされています。糖、アミノ酸、脂質の3大栄養素の他に様々なビタミン成分やミネラル成分が必要です。

ビタミンというのは生体機能の維持、発育に大事な役割を示すもので、生体内では合成されないために食事として捕らなければならない微量栄養成分の総称の事です。

ビタミンってなに?
1915年アメリカのマッカラム先生は、牛乳には発育に必要な微量栄養成分があり、それは油に溶けやすい成分(Fat-Soluble A)と水に溶けやすい成分( Water-Soluble B)があるという事を発見しました。

今度は、ポーランドのフンク先生が米ぬかから脚気(かっけ)を予防する成分を見つけ出し、Vitamineと名づけ、発表しました。

次にオレンジ果汁に含まれる壊血病を予防する成分を発見したドラモンド先生は、それが水に溶けやすい事からその名前をWater-Soluble C としましたが、今後も同じような発見が続くだろうと考えた先生は、フンク先生のVitamine を使おうと考えました。しかし、活発なアミン構造を持った物質という事から名づけられたVit(活発な)amine(アミン類)は、アミン構造を持たない他の成分には使えません。

そこで、最後の「 -e」 をとってVitamin として微量栄養成分を系統分類するようにしました。

最初は発見の順につけられていたのですが、ビタミンKなどは血液凝固を表す頭文字から採用されたり、同じ種類に分類されるB1やB2があったり、現在ではそれらの専門的な統一性がないことから、ビタミン~という呼び方はなるべく使わないで化学的な名称で呼ぶようになってきています。

さて、面白い(?)歴史を振り返ってみたのですがちょっと難しかったかもしれませんでした。次のページでは実用的なビタミン成分の解説に入っていきましょう。