/虫刺されの薬・かゆみ止め

掻きすぎる前に!虫刺されのお薬(2ページ目)

夏休み。花火などイベントで楽しんだ後に、虫刺され発見。掻きこわしてひどくなる前に、虫刺されの薬をご紹介します。

三上 彰貴子

三上 彰貴子

薬 ガイド

薬剤師

外資系製薬株式会社勤務後、慶應義塾大学にてMBA取得。薬剤師の資格を活かし、薬に関する情報をお伝えしていきます。体の不調を助けてくれる薬は、正しく扱わなくては効果がないばかりか、体に悪影響を及ぼすこともあります。このサイトを活用し、薬に関する基礎知識をしっかり身につけてください。

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虫刺されのお薬の成分

■ 新ウナコーワクール(興和新薬) 
「もろこしヘッド」の体操でおなじみのコマーシャルを見たことがあるかもしれません。
・塩酸ジフェンヒドラミン:アレルギーの薬などでおなじみの、炎症やかゆみを抑える薬です
・リドカイン:局所麻酔薬として使われている成分で、皮膚がかゆいという感覚を抑える薬です
・l-メントール、dl-カンフル:スーッと冷えた使用感にさせる成分です
この成分は、スーッとした刺激が特徴ですが、ひどい日焼けの場合は、刺激で悪化させてしまうことがありますので、日焼けが落ち着いてから使うことをお勧めします。

液体ムヒ(池田模範堂)マキロンかゆみどめ液(ゼファーマ)
※両方とも含まれる成分が一緒ですので同時に紹介します。

・酢酸デキサメタゾン:炎症を抑える作用があり、ステロイドとしては作用の弱い成分です
・イソプロピルメチルフェノール:殺菌消毒の作用があります
・トウキ軟エキス・・・炎症を抑える薬です
・塩酸ジフェンヒドラミン、l-メントール、dl-カンフルも含まれています

玉龍アセモールS(常盤薬品)
・ジフェンヒドラミン:かゆみを抑える作用があります
・酸化亜鉛:炎症を抑える成分です
・アミノ安息香酸エチル:かゆみを抑える成分です
・酢酸トコフェロール:ビタミンEですね。血行を促します
・グリチルレチン酸:炎症を抑えます

ムヒパッチA(池田模範堂)
・ジフェンヒドラミン:かゆみを抑える成分です
・イソプロピルメチルフェノール:殺菌消毒の作用があります
・l-メントール:スーとする成分です


この他にも色々な商品がありますので、薬局の窓口で相談してみてくださいね。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。


【参考図書】
・日経DI No.109
・OTCハンドブック
しっしん・虫刺され かゆみ止めの薬 
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