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鼻洗浄で鼻スッキリ!風邪対策(2ページ目)

外から帰ったら手洗いとうがいは風邪予防の基本中の基本です。昨年は帰宅後すぐにお風呂に入る事で病原菌の侵入を防ぐお話しをしてきました。今回は、お風呂に入りにくい時でも気軽にできる予防法のご提案です。

執筆者:赤堀 一仁

自家製鼻洗浄液
洗浄液は薬局で生理食塩水を購入してもよいですが、簡単に作れるので自分でも調整する事ができます。0.9%濃度という事は、水1リットルに対し食塩を9グラム溶かして出来上がりです。そしてその2倍程度まで調整してもいいようです。でも、ただ単に混ぜればいいのではなくて、注意する事もあるようです。

作ってみよう!
ここでは1%程度の濃度で調整してみましょう。2倍にするには使う食塩を2倍にするか、溶かす蒸留水を半分にすればオッケ-です。けっこうアバウトに作ってもよさそうです。そこで、電子天秤やメスシリンダーなどの専門的な器具などを使わないで身近なものを使って作ってみましょう。

キッチンで作る
『鼻洗浄液』簡単レシピ

用意するもの分量
ボトル500ml
こさじ1杯
約500ml


<作り方>
1.まずは衛生面を整えましょう。容器は500ml入る容器を使います。そして使用する水もきれいにします。水は10分程度沸騰させる事で殺菌と塩素をとり除く事ができます。実際に使うのは300~500mlですが沸かすのは1リットル以上作ってください。時間がたったら火を止め、ふたをして冷まします。

2.次にボトルですが、ペットボトルの500mlの容器でもいいです。そして、流水で何回もすすいでください。最後の2回は、沸騰させた水を約半分づつ使ってすすいでください。(ガラス製などで瓶ごと殺菌ができた方が、よりベターです)

3.調整用の1で作った水を100mlほどいれ、調理用のこさじすりきれで1杯(5g)の塩を入れます。この段階でよく攪拌してください。光にかざしてキラキラするものがなくなっていたら残りの水を加えて500mlにして出来上がりです。

もちろん、同じ比率で計算すれば一度にたくさん作る事ができるのですが、衛生面から考えると、できれば毎回調整する方がよさそうです。ちょっと面倒でもできるだけ頻繁に作って利用する事をおすすめします。

さあいよいよトライ!
あとは鼻に噴霧するためのスプレー式容器、スポイトやシリンジで鼻に入れ、鼻をかんで鼻腔内の粘膜を洗浄します。もっと大胆にいくとしたら、洗浄と言う手もあります。小皿にとった洗浄液を鼻から吸い、鼻をかんだりします。洗面器に入れて顔をつけて鼻から吸うといった大胆な方法も報告されているようです。また洗浄液をレンジでチンして人肌に温めるとより刺激が少なくなりマイルドです。


お鼻スッキリ
いかがですか?意外とスッキリするものですね。そして風邪予防には効果的ですし、乾燥した空気から鼻腔粘膜を守る事もできそうです。SARSの再流行やインフルエンザが心配される今年の冬ですが、あなたの風邪対策にお役立て下さい。そして、花粉症の人はこれからの季節にもいいかも?

<注意事項>
現在耳鼻科などにかかっていて治療中の方、あるいは受診されていなくても治療などが必要だと思われる方はお試しする前に専門の医師に相談してから行ってください。

【関連リンク】
・薬の働き(Chapter2.4)
お風呂が先、それともお食事?
日本呼吸器学会
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