ソフトドリンク
ソフトドリンクと糖尿病の関係は…
砂糖などの甘いものを取り過ぎると糖尿病になると多くの人が考えています。医師にもそう言う人がいます。夏のソフトドリンク、本当なら一大事です。

アメリカ糖尿病協会(ADA)を中心に、長い間、砂糖が糖尿病に与える影響が調査されました。
糖尿病になったら、砂糖などの炭水化物は血糖を上げるので摂取量をコントロールしなくてはなりません。
しかし、いくら研究しても砂糖が直接に糖尿病の病因になる事は突き止めることができませんでした。肥満と運動不足が糖尿病の原因になる「悪い」ライフスタイルというのはわかっているのですが…。


メディアは「悪者」を仕立てるのがお好き

昨年は果糖の肥満・2型糖尿病説が話題になりました。
あれは有名な『ナースの健康スタディ』という数万人単位のコホート(群)スタディから分かったもので、1日少なくとも1缶の甘いソフトドリンクを飲んだ女性は、月イチ1缶以下の女性に比べると2型糖尿病になるリスクが2倍になるというものでした。
果糖の取り過ぎは確かに問題なのです。でも、ソフトドリンクと糖尿病の関係がクロとなれば業界はピンチです。
そこで『ウォール・ストリート・ジャーナル』がこのニュースを取り上げて話題が広がりました。


ソフトドリンクと糖尿病、ホントのところは?

正解はイエスであり、ノーでもあります。
ソフトドリンクはをよく飲んだ女性は着実に太っていったのです。4年間に平均4kgも体重が増加しました。肥満が糖尿病の誘因だったのです。ソフトドリンクが犯人なのか、ぬれぎぬを着せられたのか何とも言えませんね。

テレビの健康番組ではいとも簡単に「糖尿病にいい、とか、悪い」と言っていますが、食品にそんなラベルを張るのはよくありません。
『ナースの健康スタディ』でソフトドリンクを愛用した女性たちは、一般的に不活発でスモーカー、ライフスタイルも健康的でない人たちでした。


体重コントロールと運動に注意すれば「ソフトドリンク」は基本的にOKなの?

残念ながらノーです。砂糖はカロリーのみで他の栄養素がゼロだからです。
そして、もっと大切なことは「液体のカロリー」は、よくかんで食べる「固体のカロリー」とは根本的に違うということです。
1缶150kcalのソフトドリンクは満腹感をもたらすカロリーではないので、他の食品との代替にはならないのです。昼食を取り過ぎれば夕食を軽くしたくなりますが、喉の渇きのために飲んだ1缶、2缶のソフトドリンクは腹持ちにはなりません。本日は300kcalオーバーです……これが肥満につながります。「液体カロリー」といえばお酒がそうですね。辛党も反省です。

ファストフードの巨大なカップを思い浮かべれば分かるように、アメリカでは砂糖の消費量が"めちゃ多い"のです。
なんと1日摂取の総カロリーの7%を占めています。単一食品では文句なしのトップです。

今日では糖尿病があっても、砂糖厳禁ではありません。でも「液体カロリー」ですから、カロリーゼロの「ダイエット」ものにしましょう。ところでカロリーゼロも怖いという話もありましたね……いゃあ、参った!
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