歩数計
エアロビを続けると2型糖尿病のインスリン感受性が高まるという発表がありました。肝臓ではなく、手足の筋肉でのブドウ糖吸収が増えるようです。でも、エアロビってテレビでやってるアレですか?

糖尿病患者がエアロビをするとどうなる?

アメリカのバンダービルド大学(ナッシュビル)とオハイオ州立大(コロンバス)の研究者たちが、18人の肥満のある2型糖尿病者に7日間のエアロビ運動を続けてもらって、肝臓と末端組織でのインスリン感受性を調べました。
[Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism, March 2008]

2週間にわたる研究では参加者全員がまず糖尿病薬をやめて、バランス食(炭水化物50%、脂質30%、タンパク質20%)を守りました。これを1週間続けて前の食事や薬の影響をカットしました。2週目に入ったところでランダムに2分して、一方のグループに毎日50分間のウォーキングをトレッドミルでしてもらいました。最大酸素摂取量VO2max 70%の中程度持久運動です。全員が1週間目、2週間目(終了時)の時点で血糖値とインスリン濃度を測定しました。

その結果、ウォーキング・グループでは全身のブドウ糖吸収能力(全身インスリン感受性)と筋肉インスリン感受性が改善していることが分かりました。ところがウォーキングエクササイズでも肝臓のインスリン感受性の改善はなかったのです。つまり、早朝空腹時血糖値は良くならなかったのです。
たぶんエクササイズが肝臓のインスリン感受性に効果がなかったからではなく、一週間位では分からないのでは、と研究者たちは考えています。

ところで食後の血糖上昇を抑えるのは筋肉によるブドウ糖吸収です。エクササイズによって筋肉のインスリン感受性がよくなる(インスリンがよく効く)ようになるので、十分なエクササイズをしていれば食後の血糖上昇は抑えやすくなるでしょう。

>>次のページでは、エアロビのメリットについては次のページで>>