日本では日本動脈硬化学会が新ガイドラインを提案していますが、国民はもとより一人ひとりの医師に信頼されるものでなくては困ります。日本独自の数値でいいのですが、それが冠動脈疾患の『本家』であるアメリカより厳しい数値であった今までは、やはり理想に走りすぎた感があることを否めません。
さて、新しいガイドラインによってアメリカでは『糖尿病』のある人は、それだけで冠動脈疾患の既応症のある人と同じ危険度ナンバー1のグループに入れられることになりました。具体的な治療目標はLDLコレステロールを100mg/dl未満にするというものです。高リスクほど厳しい目標値が求められます。ただし65歳以上の糖尿病者で、年齢以外に危険因子が見当たらない場合は医師の判断によるとされます。
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