インフルエンザの合併症にも注意が必要です。
糖尿病で、抵抗力が弱まっていることも心配です。合併症にも注意しましょう
せき、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、胸がぜいぜいするetc 風邪もインフルエンザも同じような症状ですが、高熱、頭痛、身体の痛み、吐き気、脱力感が重なってくるとインフルエンザかも知れませんね。

高齢者や子供はもちろんですが、糖尿病などの慢性病のある人も抵抗力が弱いので、肺炎などの合併症が心配です。アメリカの疾病予防センター(CDC)は、糖尿病者のいる家庭では家族全員がインフルエンザの予防接種をするように勧めているほどです。

風邪もインフルエンザもビールスによるもので、残念ながら抗生物質が効きません。ワクチンと外出時の気配り、そして病気に負けない体力アップが頼りです。



風邪とインフルエンザの見分け方は

断定はできませんが、この時期に次のような症状がでてきたら、インフルエンザを疑った方が良さそうです。

  • 39度以上の高熱が出る。
  • ひどい頭痛が起きる。
  • 身体の関節がいたむ。
  • 疲れ果てて、ぐったりとなる。

    糖尿病のような慢性病のある人や妊娠中の女性、65歳以上の高齢者、幼児は、こんな症状になった場合、すぐに医療機関に行きましょう。


    1型糖尿病の人はシックデー対策を

    高熱で食欲がない、のどが痛くて何も食べられない、何も食べてないからインスリンをパスした……さあ、一大事!ケトアシドーシス(酸血症)のピンチです。

    インフルエンザは体にとって大変なストレスになりますので、こんな時は普段以上に体がインスリンを必要とします。ストレスに耐えるために分泌されるホルモンの数々は、皆、血糖値を高めてしまう働きがあるのです。トイレには何回いきましたか?1日に2回ぐらいだったら脱水症状の疑いもあります。

    糖尿病の人は、このような「シックデー対策」を医療チームと決めておくことも大切です。インスリンの単位、自己血糖測定の回数、血液あるいは尿のケトン体検出、水分の補給、炭水化物の量と摂取方法など、1型糖尿病の人にとって、インフルエンザは真剣に備える必要がある病気なのです。
    ケトアシドーシスを起こしてERに担ぎ込まれる1型糖尿病者の多くは、「インフルエンザ」と「胃炎」が原因というほどです。


    インフルエンザの予防

    何よりもワクチン接種が望ましいのですが、ワクチンのタイミングは10月から11月中旬までが主ですので、今出来ることを考えてみましょう。

  • せきやくしゃみの時は口を覆う。こんな当り前のことがなかなかできない人がいます。だから、私は自衛のためにマスクをかけて電車に乗ることにしてます。マスク代の負担なんて安いものです。

  • せきやくしゃみはできるだけティッシュの中へ。ビールスを撒き散らさないようにプラスチック袋へ密封しましょう。

  • せきやくしゃみをしたら手を洗うこと。これはインフルエンザにかかっている人のマナーです。

  • 手はぬるま湯でせっけんをつけて洗い流すこと。セオリー通りなら15~20秒必要です。

  • ドアのノブや電車のつり革に付着したビールスは2時間以上生きているそうです。ビールスだらけの手で、目・鼻・口の粘膜にタッチしするのは危ないですね。

    ところで欧米諸国では日本ほどマスクをつける習慣がないらしく、マスクをして街に出ると怪しまれます。
    私の友人(日本人)が自分で作った布製のマスクをかけてバルセロナの街を歩いていたところ、皆かれを避けて通るというのです。よほどの重病人にでも見えたのでしょうか。
    ヨーロッパではマスクよりもティッシュを手放さないでください。
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