『ダイエットのしすぎで便秘になった』、『便秘薬を飲まないと便が出ない』……特に女性に多い悩みですね。便秘と下痢は糖尿病の症状のひとつでもあるので油断は禁物です。

糖尿病の合併症に『糖尿病性神経障害』があることはよく知られています。これは脳などの中枢神経ではない、手足等の末梢神経の障害ですが、胃腸や排便、排尿などの自律神経にも及びます。
突然の下痢や頑固な便秘に苦しんでいる糖尿病者もさぞ多いことでしょう。

血糖コントロールがなによりですが、緩下剤に頼らずにまずは便秘しないように努めるのが私たちの役目です。


そこで格好な良書をお薦めします。

松生恒夫著(松生クリニック院長)
『腸内リセット』で便秘は必ず治る
ISBN4-8376-1187-7
マキノ出版、定価:本体1260円(税込)

著者の松生恒夫(まついけ・つねお)先生は東京慈恵会医科大学卒業後、知る人ぞ知る胃腸科の名門、横浜の松島病院で大腸肛門病センター診療部長として活躍され、今年(2004年)の1月に東京都立川市に松生クリニックを開業された専門医です。
まだ40代の先生ですが、2万件以上の大腸内視鏡検査の実績があるベテラン医師です。

たかが『便秘』ですが、下剤を1年以上連用していると、松生医師が内視鏡で腸を見ると下剤の副作用で腸壁が黒くなる『大腸メラノーシス』という病気を起している人がとても多いことを発見しました。こうなると腸管の働きが悪くなって自然な便意がなくなってしまう人がほとんどなのです。