これまで2回にわたって高血圧の薬について調べてきました。自分が使っている薬が何で、どのような理由で選ばれているか、解ってきましたでしょうか?

降圧薬
種類が多い高血圧の薬
血圧の薬が働くポイント
高血圧薬を使う、その前に

さて、どんな種類の薬があるのかはわかってきましたが、実際に今、お薬を使っている人よりも、これからお薬を使わなくてはいけなくなるかもしれない人もかなり多いのではないかと思います。高血圧診断の指標となるガイドラインも厳しくなる一方で、その人口はますます増えることになります。

しかし、血圧が気になる人にとってお薬の話しをすると、「別にそんなに自分は高くないし…」と他人事のように感じてしまうかもしれません。


高血圧の薬
よくある質問

今回は、そんな二の足を踏んでいる人も気になるポイントを考えてみて、ご自身の血圧の事、高血圧のお薬の事などを少しでも気にしていただけるようにQ&A形式であげてみました。

Q.どうして高血圧になるの?
A.遺伝的な要因が最初にありますが、年齢を重ねてくると多くの方は高くなりやすくなります。さらに、塩分の濃い食事や運動不足など、あるいは喫煙やお酒の飲酒などの嗜好があると高くなります。遺伝と加齢は避けられませんが、その他はご自分で変えていく事ができます。

Q.高血圧はどのくらいから気にしたらいいの?
A.できるだけ早くからです。数値的にも年齢的にもまだ大丈夫という人も、「最近運動してないなあ」とか「最近太った」なんて人は一度健康診断などをして、将来の為に今しておいた方がいい事を医師からアドバイスをうけておいたほうがいいでしょう。

Q.特に注意しないといけない人は?
A.運動不足の人、糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病の人やその傾向がある人、肥満の人などです。

Q.高血圧を放っておいたらどうなるの?
A.脳血管障害、心血管障害、腎臓や肝臓の機能障害、糖尿病や高コレステロール症などが悪化してトータルに考えると寿命を短くすることになります。

Q.最初から薬に頼らなくてもいいのではないの?
A.もちろん、食事制限や運動の習慣化が優先順位として高いのですが、あなたの状態や医師の診断によってはお薬も使いながら食事や運動を考えていくことになるでしょう。できるだけ早い時期から、高血圧に対するケアが必要となります。

Q.薬を使ったら食事や運動は気にしなくてもいいの?
A.できればそうありたいのですが、そうはいきません。お薬を使いはじめてもこれらを注意しないといけません。高血圧症がますます進行していくのを防ぐためです。いずれにしても食事や運動に気を付けなくてはいけないのなら、薬を使う前からしっかり血圧管理をしておいた方がいいですね。

Q.お薬はずっと使うの?
A.基本的にはずっと使うことになると思ってください。しかし、もし食事と運動の生活習慣を劇的に改善でき高血圧の症状が落ち着いてきたら、もしかしたらお医者さんが「じゃあ、お薬は止めてみましょうか?」という嬉しい提案をしてくれるかもしれません。

Q.ずっと続けて大丈夫?
A.大丈夫です。慢性的に使う薬ではなくても長期使用に対する安全性は試験されてきています。そして、実績のある薬であれば、これまでの使用データも十分にあるので大丈夫といえます。そのことを心配するよりも高血圧の状態が続いている方が体にとってよくない、という考え方が一般的です。
それでも全くないわけではないお薬を使う上での心配は、薬を処方している医師やお薬を調剤している薬剤師によってチェックされているので安心していてください。

さてさて、高血圧のシリーズを3回にわたってお伝えしてきました。少しはお役にたてましたか?そして、高血圧対策はいかがでしょうか?まずは今、自分の日常的な血圧はどのくらいかみてみましょう。
それには血圧計がなくてはいけませんね。以前に買ってそのままになってホコリをかぶっているのがありませんか?せめて1日1回でも、まずは計ってみましょう。

血圧計選びのポイント

設置型の血圧計
ここまで多機能でなくてもご家庭にひとつくらいはあってもいいでしょう
これから血圧計をお求めになる人はどんなのがいいでしょう。これまで使ってきた経験とカタログから私がおすすめするとしたら、腕に巻きつけるタイプで電源にはAC電源も使えるほうがいいのではないかと思います。

なぜなら、数値が安定しているのは腕タイプで、そして加圧に一番電力が使われるので乾電池の場合には頻繁に交換することになるからです。「乾電池がないから」という、つまらない理由で計る習慣を止めてしまったのではもったいないと私としては思うからです。

最近では記録紙に印字してプリントアウトしてくれるものやパソコンとリンクして自動的に記録してもらえるものなどがありますが、その分値段が高くなってしまいます。このあたりの機能は余裕があったらでいいでしょう。大切な事は続けて記録しておく事です。

高血圧対策は積極的に!

ちょっと薬とは離れてしまいましたが、高血圧は痛くも痒くもないので、病院に足を運ぶのが後回しになってしまいがちです。そして、お伝えしてきているように怠けてしまうこともできてしまいます。このような状況をふまえ、「まだ大丈夫!」なんて思わないで、まずは今、自分の日常的な血圧を調べてみましょう。血圧の薬を使わなくてもいいようにするには自分の状況を知るところから始まるのです。そして少しでも気になるのであれば、なるべく早く医師に相談してみましょう。早期であれば、病院にいったからといって薬を使うことになるとは限らないのですから。

【関連リンク】
血圧の薬が働くポイント
高血圧薬を使う、その前にfrom AllAbout 薬について
日本生活習慣病予防協会
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項