鍼灸やカイロプラクティックで花粉症症状が和らぐケースも

カイロプラクティック

花粉症などのアレルギー疾患に、カイロプラクティックや鍼灸などの代替療法を試す方もいます。これらで症状が改善する人の特徴とは?

ヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギ…などなど1年中飛んでいる花粉ですが、花粉症の代表といえばやはりスギ花粉。

つらいシーズンに、鍼灸やカイロプラクティックで花粉症が和らいだ、という話を聞いたことはありませんか? これらの代替療法で、実際にアレルギーの症状が和らいだと感じられることがあるのはなぜでしょうか? 実は肩こりと花粉症には、意外な共通点があります。

花粉症と自律神経系の関係

花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、肌荒れなど様々な症状を引起します。これがしばらく続くのですから、花粉症の人にとっては憂鬱なシーズンです。

花粉症には、もともとヒトの体に備わっている「異物を排除する機能」が関係しています。花粉が体内に侵入すると、免疫系の働きにより、花粉を異物として排除しようとするシステムができます。その結果、花粉に敏感に反応して、くしゃみや鼻水が止まらなくなってしまうのです。

「免疫革命」の著者である安保徹教授が、花粉症などのアレルギー症状を引起す原因として、免疫系と自律神経系との関連について述べています。

血液の細胞である白血球には、顆粒球、リンパ球がありますが、これらの比率は交感神経と副交感神経からなる自律神経系に調整されています。

副交感神経が優位になるとリンパ球が過剰なアレルギー体質になり、その際にスギなどの花粉にさらされるといわゆる「花粉症」と呼ばれる状態になってしまいます。ですから、交感神経系と副交感神経系のバランスがとれていることが、とても重要になるのです。

肩こりと交感神経の関係

それでは、花粉症と肩こりに通じる共通点とは何でしょうか? これまでの記事でも、肩こりの要因のひとつに交感神経系との関わりを解説してきましたが、過度なストレスにより交感神経系が優位になると、毛細血管を収縮させ筋肉を緊張させてしまいます。

交感神経系優位が続く時には顆粒球が増えているのですが、この状態を脱するための反応が起き血流が改善される際に、痛みが生じてしまうと言われています。このことから、花粉症と肩こりはどちらも自律神経系の乱れにより起こりやすくなることがわかります。

花粉症と肩こりの予防法・対策法で大切なこと

花粉症も肩こりも、交感神経系と副交感神経系のバランスが大きく崩れないようにしなくてはなりません。動くことが面倒になりダラダラした生活を送ってしまうと過度にリラックス状態になってしまいます。適度なリラックスは大切ですが、過度なリラックスは花粉症になりやすい体質を作ってしまいます。
  • 炭酸飲料をよく飲む
  • 運動不足
  • おやつを食べてゴロゴロする
  • 飲酒や油モノの食事が好きで肥満傾向
  • 甘いものが好き
  • ゆったりした生活を送っている(過度に)
これらの項目に多くは当てはまるような場合は要注意。

花粉症、肩こりの予防には適度な運動をすること、精神的なストレスを緩和させることが有効とされています。特に花粉症の予防は、花粉そのものを避けることも大切ですが、その前に連続的な緊張状態や怠惰な生活でのリラックスのし過ぎを無くすことです。自律神経系をバランスよく保てるようにしましょう。

カイロプラクティックで花粉症や肩こりが軽減されると言われるのは、施術により自律神経系の安定が望めるためだと考えられます。自分でできる方法でも、代替療法などの利用でも、ひどくなる前から意識的に自律神経系のアンバランスを調整しておくことも大切なのではないでしょうか。

■参考
・絵でわかる免疫 安保 徹 (著)
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