前述の通り、私も含めクリニック全体で患者さんとコミュニケーションを取るようにしておりますので、カウンセリング希望者は比較的少ないです。しかし専門家のカウンセリングの時間を設けております。中京大 八尋教授に担当をお願いしております。
■貴院では婦人科も診療されていますが、それはどういう目的ですか?
待ち時間にインターネットを見ることが出来ます。 |
だから今でも患者さんの3割は一般婦人科の患者さんです。
■東海地区のオリコンメディカル1位という評価は、どのような部分で評価されたのか?を教えて下さい
私が心がけていることは、コミュニケーションの部分ですね。話をする時は必ずいすに座って同じ目線で話をします。そして患者さんとはまずあいさつから始まり、何気ない会話で自然なトークの中から様子を聞きます。そこでお互いの会話と気持ちのキャッチボールを行います。本音を聞くことが治療の近道だからです。
また内診の時、女性は緊張するものです。そういう時には必ず緊張させない工夫をしています。また常にそこでもキャッチボールは忘れずにいるということです。
それからもう一つ、患者さんを一人ひとり特別な気持ちで診療しているということです。それは軽い疾患の方でも同じです。若い学生さんも来られますが、私は一人の大人として扱います。そうすることによりお互いに信頼関係を持てると考えています。
■代理母・ALD・エッグドナーについて
私は治療をしてきて妊娠の可能性が低い年齢になった患者さんに引導を渡すことは致しません。可能性が低くても追求したいからです。治療をやめるという決断は患者さん自身が決めることだと思っています。そして代理母やエッグドナーといった日本では出来ないことに関しては、患者さんの希望がかなうようにサポートはしてあげたいと思っています。ただし、こちら側が積極的には行うことはありません。
■生活上のアドバイスがあればお願い致します
特別なことはしなくていいと思います。とにかく健康的な生活を送ることですね。体外受精の胚移植後も「寝ていた方がいいですか?」なんて質問もよく来ますが、普通にしていればよいと言っています。
■最後に何かございましたら一言お願い致します
そうですね。当院の診察時間ですが、朝から晩まで好きな時に受診できるようになりました。これは患者さんの利便性を高めるために実施しました。だから、うちに来れば手軽に早く治療できるということです。たぶん病院の3分の1~5分の1の待ち時間です。