出会えないかも知れない立地は、ブランドエリアの駅前
商業施設と多摩川の自然で人気の「二子玉川」駅前。かつて無い規模で再開発が進行中 |
例えば、恵比寿のサッポロビールの跡地の恵比寿ガーデンプレイス隣接地に建つ恵比寿ガーデンテラスや、JR新橋操車場跡地の汐留シオサイトの隣接地に建つ東京ツインパークスなどはその代表格でしょう。
こうした開発は将来的にランドマークとしての要素が大きく、注目も集めやすくなります。しかし、まとまった事業用地が必要なため山手線沿線はもとより、人気の高い駅周辺では今後少なくなっていくかもしれません。
新線の開通などで、首都圏では次々と新駅が誕生し開発が進行中ですが、港北ニュータウンなどを見ても、エリアの成熟度が増していくには一定の期間が必要です。本当に希少性の高いロケーションとは、既にエリアの成熟度が高く、既成市街地に有数の住宅街がある、商業繁華性が高く周辺エリアからの来街客が多いなど、街としてのブランドが既に確立している場所でしょう。
武蔵野市「三鷹」駅と世田谷区「二子玉川」駅で大規模開発がスタート
この秋注目のエリアで、複合再開発のマンションの販売がスタートします。ともに近隣には「吉祥寺本町」や「瀬田」・「上野毛」などの有数の邸宅街が広がり、商業集積や個性的なショップも立ち並び幅広い層に人気のエリア。駅前でのマンション供給だけでも希少性のあるエリアです。港区や品川区といった都市部と違い、駅周辺に商業系ゾーンが集積し、住居系エリアが駅周辺近隣部から拡がり、高層建築物が建ちにくい点にも魅力を感じます。
二子玉川東地区第一種市街地再開発事業エリアの空撮。多摩川のほとりの広大なエリアが今後再開発で大きく変貌する。 |
次ページでは、二子玉川東地区第一種市街地再開発事業の複合開発プロジェクト「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」を紹介します。