先日、投書で「子宮腺筋症で場合によっては子宮を摘出と言われました。どんな病気なのかわかりやすく教えてください」という問い合わせがありました。そこで今回は子宮腺筋症を説明していきたいと思います。

子宮腺筋症とは、通常であれば子宮内にある子宮内膜が、何らかの原因で子宮の筋層の中へ入り込んでいく病気です。月経では子宮内膜が出血とともにはがれ落ちますが、子宮筋層にもぐり込んでいる子宮内膜からも月経時に出血が生じます。それが病気の元となります。
子宮腺筋症
子宮腺筋症は強い腹痛が特徴的です。

そして、出血したところが治るとそこに瘢痕という硬い組織ができます。そのため、子宮のサイズが月経毎に徐々に大きくなっていきます。場合によってはソフトボールぐらいの大きさになることもあるそうです。

子宮腺筋症では、月経毎に子宮筋層の中に出血するため、子宮の筋肉に刺激を与え、それが非常に強い痛みがおこします。また、過多月経になる特徴があります。

それに伴い、貧血や日常生活への影響が出てきます。もちろん子供を希望する方にとっては不妊の原因となります。

子宮腺筋症の診断はどのようにするのか?

子宮腺筋症
貧血になる方も多いです。
発症年齢は30代後半から50代前半に起こるのが特徴的です。症状としては月経痛、月経困難、性交痛、排便痛、過多月経・不正出血がメインです。

子宮腺筋症に対する確定診断は、内視鏡検査・開腹所見で診るのですが、臨床的にはよほどひどい場合じゃなければ、画像診断による方が多いようです。

画像診断には超音波診断、CT、MRIが使われます。よく使われるのが超音波診断とMRIです。これらの画像診断で特徴を見た上で診断を行うことになります。

それから子宮ガンとの区別がつかない場合は血液検査を行う場合もあります。

次ページでは治療法や不妊との関係をお伝え致します。