歯の治療の際、歯を削る道具を使用したあとに口をゆすぐと、少し血が混じっているような感じになることありませんか? 歯を削るときに歯茎も一緒に削られているようで、不安に感じることがあります。どうしてこのようなことが起こるのか? ガイドが解説します。


犯人は器具じゃない?

歯を削ると出血する
どんなに注意していても、歯を削ると周囲の歯茎から出血する場合がある
実は歯茎からかなり離れた部分の歯を削るだけでも出血してしまうことがあります。原因は、勢い良く吹き付けるエアーと水、それに歯を削る際に出る削りカスです。

回転器具は20万~40万回転と超高回転で、先端のダイアモンドの粒子を回転させ歯を削ります。削られた歯はミクロンサイズの粒子となって勢い良く吹き飛ばされ、さらに吹き付ける水とエアーに混じって少し離れた歯茎にぶつかります。それも出血の原因となるのです。


確かに器具が歯茎に接触することも……

被せ物などは、歯と歯茎の境目から歯茎の内部0.5ミリ程度まで被せることがあります。つまり少しだけ歯を歯茎の中まで削るのです。このとき歯茎が少し傷つき出血することがあります。

歯茎にわずかに入り込むように被せるメリットとして、見た目に違和感が感じにくくなることが挙げられます。またプラークで汚れやすい、被せ物と歯のつなぎ目を、歯肉の内部に見えなくすることで、被せた後に被せものとの境目を虫歯から守る役割もあります。

削るときには、確かに多少の出血となりますが、被せた後には、メリットが得られるわけです。

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