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永久歯を抜いてしまった!初めてのブリッジ

20代から30代は、虫歯や歯周病が原因で、初めて永久歯を抜くといった、場面に出くわす可能性のある時期です。歯科で歯を抜いた後に作られることの多いブリッジと呼ばれる被せものについて解説します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

20代から30代は、虫歯や歯周病が原因で、初めて永久歯を抜くといった、場面に出くわす可能性のある時期です。一般的には歯を抜いた後は、ブリッジと呼ばれる、被せ物が作られます。今回は初めてのブリッジを使うための注意点などを解説します。


ブリッジの仕組み

ブリッジの構造
歯を抜いた後で、前後2つの歯の間を繋げて元の歯のように戻す方法がブリッジ
歯に使われるブリッジは、歯を抜いた後に、その両端の歯を土台にして、橋(ブリッジ)を架けるように金属などで繋ぐことです。こうすることによって、抜いた部分に歯と同じような形を作り、抜く前と同じような噛み合せや形を取り戻すことが出来ます。

初めてのブリッジを作る前に……

ブリッジを作る前に知っておきたいことは、次のようなことです。
    抜いた歯の両隣の歯は被せます。
    ブリッジにするためには橋の土台となる両端の歯をかぶせるために、歯を削らなければならなくなります。すでに被せてある場合は、被せ物を外すだけで作れます。削らずに抜いた部分だけに歯を作る方法には、インプラントがあります。

    奥歯は銀色が基本になります
    保険を利用した場合、前歯は樹脂タイプの白い歯にすることも出来ますが、犬歯より奥歯の部分は、全て銀色の被せ物になります。保険を利用せずに白い歯で作ると1本50,000円~150,000円ほどです。

  • 抜いた部分は、機能を重視した形になります。
    歯を抜いた部分に作る歯は、抜く前の自然の歯の形と異なります。大抵は裏側はわざと隙間が出来ていて、汚れが取りやすいように機能が重視されます。

  • 歯を抜くのでもショックなのに、今度はその両サイドの歯まで被せなくてはならないので、そのままに放置したくもなりますが、あまりお勧めできません。「今さら聞けない?! 歯を抜いてそのままにしたら…」も参考にしてください。

    次のページは「ブリッジの限界について」に続きます。
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