皆さんが良くご存知の貧乏ゆすりなどは、無意識のうちについつい繰り返してしまう、習慣性の動作です。これと同じように、歯の周辺にもさまざまな「癖」が隠れています。今回は、歯に悪い影響を与えそうな癖についてガイドが解説します。

 

そもそも癖の問題点とは?

頬づえ
僅かな力が繰り返されると歯は移動する
歯の周囲に影響を与える癖が問題になるのは、1つの動作を何度も長期間に渡って繰り返すと、その弱いわずかな力が積み重なり、長期間で見ると悪い影響となるからです。
 

歯に影響を与える癖

歯に影響を与える可能性のある癖は、次のようなものがあります。
 
  • 歯磨きの癖
    不十分な歯磨きが毎日繰り返されると、奥歯の外側や、歯の裏側全般などの特定の部分だけの磨き残しとなって、虫歯や歯周病に影響を与える場合があります。
     
  • 噛み癖
    食事の際に前歯だけで噛んだり、片側ばかり使用すると、顎の関節に負担をかけたり、特定の歯の歯周病や、虫歯などが進行しやすくなります。
     
  • 指しゃぶり
    子どもの指しゃぶりなども、前歯が前方へ矯正されたように飛び出した形になりやすく、上下の歯が咬み合わさらない口が開いた状態になることがあり、歯並びに大きな影響を与えます。
     
  • 頬づえ
    下あごを片側から支えるような頬づえは、歯並びを内側に移動させたり、顎の関節などに負担をかけたりすることがあります。
  • 歯ぎしり
    就寝中の歯ぎしりは、歯周病を悪化させたり、知覚過敏や虫歯などの原因となることもあります。

歯ぎしりなどは、注意しても自分では止めることはできませんが、その他は自分で対応できる可能性があります。

次のページは、小さな癖で、数年後に後悔しないために……に続きます。