歯・口の病気/歯磨きの方法・歯ブラシ・歯磨き粉

オーラルケアシリーズ Vol.1 効率的な歯磨きの方法とは?

正しい歯磨きってどんな風にするの?しっかり磨いたつもりでも歯の検診ではいつも虫歯に印がついていたなんて人に少しでも役立つように歯磨きのポイントをお伝えします。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

古代から人間の歯には虫歯が付きものでした。虫歯が1本もない人はごくまれで、どんな人でも1度は、虫歯の治療をしていることでしょう。また、成人の80%以上の人がなんらかの歯周病を罹っているといった話もあります。

虫歯や歯周病の予防の大原則「歯の磨き方」について、お役に立つ情報をお伝えします。

≪その1≫ 敵(プラーク)の居場所を知るべし
≪その2≫歯ブラシは縦横両方動かすべし

その1 敵(プラーク)の居場所を知るべし

歯の磨き残し
敵(プラーク)は、ここにアリ!赤い部分が磨き残しやすい部分です。歯と歯の間、歯と歯肉の境目、奥歯の上のミゾ…
歯磨きで大切なのは、どの場所を磨くことが大切か?ということです。敵(プラーク)のいないところをいくら攻撃(ブラッシング)しても効率が良くありません。まずは相手の居場所を知りましょう。

プラークが残りやすいポイント
  1. 歯と歯の間

  2. しっかり磨いたつもりでも歯ブラシの毛先が歯と歯の間に届かないため虫歯になることがあります。

  3. 歯と歯肉の境目

  4. 口の中をよく見ると歯と歯肉って、少し段差がついているのが分かります。この段差が原因で磨き残しになることがあります。

  5. 奥歯の咬む部分のミゾ

  6. ミゾの形は複雑で、なかなか細かい部分にまで毛先が届かないために虫歯になりやすい部分です。

磨きやすい部分には敵(プラーク)はほとんどいません。磨きにくい場所にこそ敵(プラーク)が潜んでいると思ってください。

>>その2 歯ブラシは縦横両方動かすべしに続きます>>
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