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入れ歯に磁石?マグネット入れ歯ってなに?(2ページ目)

超小型のマグネットを利用した入れ歯があるのをご存知ですか? マグネットを利用した入れ歯のメリットや特長についてガイドが解説します。

丸山 和弘

丸山 和弘

歯の健康 ガイド

歯科医師

地域密着型の現役歯科医師。小さな子どもの虫歯予防からお年寄りの入れ歯相談まで、数多くの症例と日々向き合い、1995年より臨床一筋。虫歯、親知らず、口内炎、歯周病などを防ぎ、歯の健康を守るための基礎知識や、歯の治療に関する情報をわかりやすく解説します。

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マグネット入れ歯のチェックポイント

マグネットの場所
比較的多いのは、左右の犬歯の部分に取り付けるケース
マグネット入れ歯は、次のような特徴があります。
  • 歯がないと使えない

  • マグネットを取るつけるためには、歯の頭の部分はなくてもかまいませんが、根の部分が残っていなければ、使うことが出来ません。歯のまったくない状態では、マグネット式の入れ歯を作ることは出来ません。

  • 適応範囲が広い

  • マグネットで歯と入れ歯を固定する方法は、歯の根が残っていれば、幅広いケースで使用する事ができます。

  • 壊れにくい

  • 入れ歯の方にマグネット、歯の根の表面の形に合わせた金属板というシンプルな構造のため、壊れにくく、メンテナンスしやすいという特長があります。

  • マグネット特有の固定感

  • スナップで「パチッ」と固定するような、がっちりとした感じではなく、強力な磁力の力で入れ歯を吸い付けている感じとなります。

  • 保険が適応されない

  • 健康保険などでは、認められていないため、自費診療となります。

    磁力を利用するため、維持力は「ばね」ほど強くないために、部分入れ歯のばねの代わりに使用するよりも、総入れ歯のように比較的面積が大きい入れ歯の安定性をアップするための、補助的な機能として使用されることが多いようです。

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