みなさんは、超小型のマグネットを利用して、入れ歯を安定させる方法があるのをご存知でしたか? 今回は入れ歯にマグネットを利用する方法についてガイドが解説します。

入れ歯にマグネットを使うメリットとは?

マグネット入れ歯
残った根の上には、マグネットのためのプレート
部分入れ歯では、「ばね」と呼ばれる歯を取り巻くような、金属製の安定装置によって固定されます。総入れ歯では、入れ歯の底辺の部分と、土台となる粘膜の間に出来る真空状態などの吸引力を利用して、入れ歯を安定させています。入れ歯に使うマグネットは、これらを、さらに安定させるために使用します。


入れ歯にマグネット!その構造は?

磁石式入れ歯
マグネットは入れ歯に取り付けられ、まったく目立たない
入れ歯に取り付けるマグネットは、次のような構造になっています。
  • 入れ歯側にはマグネットを装着

  • 専用の超小型マグネットは、入れ歯に取り付けられます。数が多いほうが固定には有利ですが、1~4個程度使用されることが多いようです。

  • 歯には専用プレートを装着

  • 歯は、歯の神経を取り除いた後に、歯茎の高さまで削ります。その後歯茎の上に5ミリ程度盛り上がったキャップのような金属を取り付けます。

  • 歯は入れ歯に完全に隠れる

  • 歯は、根がある状態ですが、頭の部は、僅かに盛り上がるだけとなります。したがって、部分入れ歯のように歯の形態はなくなり、歯の根の上は入れ歯になります。

構造的には、きわめてシンプルな作りです。しかしプレートを取り付けている歯がダメになっても、入れ歯はそのまま使い続けることが出来るなどの特長があります。

しかもマグネットは、歯と入れ歯をがっちりと「ソリッド」に固定せず、磁力を利用して「ファジー」に固定するため、歯に掛かる負担が大幅に軽減されるというメリットもあります。