舌苔・歯石除去、水分補給、ブラッシングが口臭ケアのポイント
舌の汚れが口臭の原因になることも。 |
<気になる口臭の原因物質>
・卵が腐ったような臭いの「硫化水素」
・魚臭い「メチルメルカオプタン」
・ゴミのにおいに似た「硫化ジメチル」
以上の3つが主なもので、口の粘膜や白血球のタンパク成分を口内の細菌が分解、腐敗させることが原因で発生します。口臭予防のポイントとしては、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌に付着した汚れを、口臭が気になった時に専用のブラシでこそげ落としましょう。また、口内を乾燥させてしまうと細菌が繁殖しやすいので、なるべく水を飲んだりうがいをしたりして、口の中に潤いを与えておきましょう。加齢によって、唾液の分泌量は減っていきます。薬の副作用やストレス、疲労などによっても「ドライマウス」になりがちなので、気になったら歯科医師に相談しましょう。そして、最後に虫歯や歯周病のケアを定期的に行うこと。歯科医院で歯石を取ったり、ブラッシングの指導を受けて、正しいオーラルケアの方法を身に付けましょう。
舌苔除去の注意点
歯に歯垢が付くのと同様、舌にも汚れは付きます。しかし、舌苔を気にしすぎて、歯磨きのたびにこそげ落とすのは、舌を傷める原因になります。また、歯周病菌が口内に生息している状態では意味がありません。まずは、歯科医院で、歯石の除去や虫歯の治療を先に行ってから、舌苔(ぜったい)のケアをしましょう。何事もやりすぎは禁物です。口臭を気にするのはエチケット。でも気にしすぎて悩んでばかりじゃ、毎日がもったいない! 思いっきりしゃべって、お腹の底から笑って、楽しく自分らしく過ごすためにも、オーラルケアしてみませんか。
【 関連リンク 】
⇒口臭チェック(ここカラダ)
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