歯・口の病気/知覚過敏

知覚過敏の3つのチェックポイント!

虫歯も無いのに、歯がしみるのに悩まされている人、いませんか?知覚過敏で悩む前にまず3つのポイントをチェックしてみませんか?

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

歯がしみる人にとっては、冬だけでなく、夏でもカキ氷などを食べる時に、悩まされるのが知覚過敏ですね。歯がしみるため病院を訪れる前にチェックしておきたいことをガイドが解説します。

ここから知覚過敏がはじまる

知覚過敏
比較的多くの知覚過敏は、根元の露出によって起こる
一本の歯に目を向けた時、知覚過敏を起こす場所はかなり限定されています。鏡で見ると口の中では、前歯も奥歯もほとんどが白く見えます。

そこがエナメル質と呼ばれている部分です。実は歯の大部分を占める、表面のエナメル質は、知覚をほとんど感じないため、刺激を受けてもしみることは、ほとんどありません。

知覚過敏を起こすのは、エナメル質の内部にある象牙質(エナメル質に比べると黄色く見えます)と呼ばれる部分が、歯茎のそばで露出して刺激を受けるからなのです。


知覚過敏の症状

明らかな虫歯などがないのに、冷たい水などの特定の刺激があると特定の歯がしみたり、痛みを感じることがあります。一時的なことが多く、しばらくすると治まります。

少ししみる程度のものから、電気が走るような刺激までさまざまです。ほとんどは、歯の根元の露出が原因ですが、歯の先端の磨耗や、精神的に敏感になっている場合などもあります。

次のページでは、知覚過敏を疑う前の3つのチェックポイント! に続きます。
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