日常生活で眼のかすみを感じるのは、携帯電話の画面で電話番号を見たり、メールの文面を入力する時などではないでしょうか?
もちろん、眼がかすむ時は、いろいろな病気の場合があります。しかし、眼科を受診しても特に異常がみつからない場合があります。それでは一体どうすればいいのでしょうか?
そんな時に疑うのが眼鏡やコンタクトレンズです。生活習慣に合った形で視力補正をしないと、目の疲れやかすみの原因となります。

【大事なのは近くを見る時の視力】

眼鏡を作る時は、ある程度距離が離れたところがよく見えるように度数を調整して作ります。例えば、自動車の運転免許の更新時には、遠くが見える眼鏡が必要ですよね。しかし、日常の生活で要求されるのは、遠くを見た時の視力ではなく、むしろ近くを見たときの視力です。

近くを見る時は、毛様筋という目の中の筋肉が収縮しますが、長時間近くを見ているとこの筋肉が疲れてきて、物が見づらくなってきます。これが目のかすみの原因です。眼の調節力(この場合は近くに焦点をあわせる能力)は、20才より少し若い時が頂点で後は落ちるだけ。30代は既に老眼予備軍ですから、車の運転や遠くを見るために作った眼鏡だと、PCのCRTや液晶、携帯電話などの近くを長時間見ることに疲労を感じてしまうというわけです。

【眼鏡は二つ作りましょう】

日本人の眼鏡人口は6000万人と言われています。コンタクトレンズは、眼鏡と違って車の運転用と近くを見る時用を使い分けるのは、着脱やレンズの管理から困難さが伴います。しかし、眼鏡の場合、使い分けはそれほど困難ではありません。

近くを見る眼鏡には、ちょっとした工夫が必要です。人は近くの物を眼鏡を通して見る時、通常は眼鏡の中心で見ます。よってフレームを小さめにしても視野の問題はありません。むしろ、フレームが小さい方がレンズが小さくて済みますし、眼鏡全体も軽くなる。そして、鼻当ての負担も軽く、ずり落ちにくい出来上がりになります。

眼鏡の処方箋に”54~70mm”といった数字があると思います。これは「瞳孔距離」と呼ぶもので、黒目と黒目の中心間の距離を測定して求めます。頭蓋骨の眼窩の位置で決まるので個人ごとに数字は異なります。
誰でも、近くを見る時には少し寄り目になりますね。つまり近くを見る時は瞳孔距離が少し小さくなるので、近くを見る時用の眼鏡は、瞳孔距離を小さく処方した方が見やすい眼鏡になります。

【検眼は年に1度、2年ごとに新しい眼鏡を】

年1度、検眼を受けましょう。近眼のレンズの度数は変わらなくても、乱視の度数は変わり易い傾向があるからです。そして、眼鏡のレンズは、2年くらいでかなり黄ばんできます。できれば、少なくとも2年に1度はレンズは買い替える事をお勧めします。

眼鏡は高いという人は考え方を変えましょう。一日、一本、缶コーヒーを飲むとします。1年で120円×365日=43,800円です。それと較べて、毎日、使う眼鏡が高いでしょうか?

【翌日の早朝には眼科を受診しましょう】

眼が疲労しても、多くの場合は一晩眠ると回復します。前日の晩に眼精疲労による眼(視覚)の障害があっても、多くの場合は、翌朝は症状が消えています。もし翌朝も、眼のかすみや眼が重い感じがあったら、眼科を受診しましょう。
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