家庭での左脳人間度をチェック!
もしも、あなた(またはご家族)にこんな特徴が多いようなら、認知症の発症を警戒したほうがよいかもしれません。
・話が理屈っぽく、くだけた会話ができない。冗談やユーモアが言えない。
・笑顔が少なく、怒ったような顔をしている。妻にも誉め言葉が言えない。
・生活のパターンが一定化していて、着る服、通る道順も一定している。
・地位、名誉を自慢し、それに固執する傾向が強い。
・音楽や絵画、スポーツにはまったく無関心で、ゲームの類は賭け事と蔑視している。
・家族の通俗的会話にまったく乗ってこない。
・妻が家事のことで相談をもちかけても、「○○は△△に決まっているじゃないか」という風に決め付け、怒ったような返事しかできない。
・休みの日に家族と出かけるときにも背広にネクタイを着用したりする。大体においておしゃれや服装には無関心である。
・犬、猫、小鳥を可愛いとは思わない。また自然の美に感動することもない。
(出典:「親がボケれば子もボケる」金子光雄著 角川文庫)
職場での左脳人間度をチェック!
今度は職場での傾向を振り返り、チェックしてみましょう。
・会社仲間とはあまり親しく付き合うことがない。
・上役には絶対服従で、部下には居丈高に振舞う。
・盆暮れの付け届けなどにはえらく熱心である。
・計算が細かく、他人にケチである。
・決められた仕事はきちんとするが、職場の新しい改革や改善はできない。
・仲間の昇進や栄転に過敏に反応する。
・部下の殊勲は自分の殊勲のように発表し、自分の失敗は部下のせいにする。
・スポーツの職場対抗戦やマージャン大会などには付き合わない。
・したがって同僚からも部下からも好かれない。
・新しい職場や機器に慣れるのが下手である。
(出典:「親がボケれば子もボケる」金子光雄著 角川文庫)
定年後にボケないためには
それでは、上のチェック項目で該当するものが多かった人は、どうすればよいのでしょうか?おすすめは、日ごろの生活習慣を変えてみること。仕事一辺倒の暮らしを見直し、心豊かな時間を持てるよう、努力してみましょう。
たとえば・・・
・夕食のテーブルなどで、なるべく家族の会話を楽しむ。
・家族でゲームを楽しんだり、歌を歌ったりする。
・テレビを長時間見続けない。見る番組はあらかじめ決めておき、終わったら消す。
・公園や海辺など、自然の中で過ごす時間を作る。
・心から楽しいと思える趣味に没頭する。
・会社以外の世界で仲間を作り、交流する楽しみを持つ。
「忙しくてとてもそんなヒマなどない!」と思われるかもしれませんが、こうした余裕のない生き方こそ、認知症の大きな要因になってしまいます。欧米のシニアは、定年後は「やっと好きなことができる!」とばかりに生き生きし、認知症に陥るケースはほとんどないそう。ボケるのは体が弱ってからだといいます。
ご自身やご家族の生き方、生活習慣を見直し、豊かな定年後を迎えられるよう、考えてみてはいかがでしょうか。