文章:西川 敦子(All About「介護」旧ガイド)

このごろ、ぼーっとテレビに向かっていることが多くなった・・・そろそろお年?のご両親を観察していて、そんなことが気になる人は多いのではないでしょうか。じつは、毎日、長時間にわたってテレビを見続けていると、痴呆のリスクは高まってしまうのです!

というわけで、今回は痴呆リスクを高める日常生活の過ごし方を一挙、ご紹介。簡単にできる効果的な認知症予防法もお教えします!

テレビ、パソコン、囲碁・将棋が認知症の原因に?!

「テレビを見ると脳が活性化される」かつて巷でそんなことが信じられていたこともありました。しかし、最近の研究では、長時間テレビを見る習慣は認知症リスク度を高めることが明らかとなっています。一日、6時間以上テレビを見ると、ボケの危険度はなんと1.5倍になる※というデータもあるほど。これはいったいなぜなのでしょうか。

テレビを見ている間、わたしたちの脳の状態は受身になります。ちょうどBGMを聞きながらぼうっとしているのと同じことです。視覚、聴覚は刺激を受けますが、この間、「思考」「認識」「記憶」「会話」といった高度で能動的な脳内ネットワークが休みっぱなしとなってしまうのです。
※データ出典 「健康365」2004.9(エイチアンドアイ)

それではパソコン、将棋、囲碁といった、思考力を必要とする作業、遊びならよいのか?といえば、それがそうでもないのです。「思考」という、脳の狭い分野のみしか刺激しないため、脳細胞全体を活性化することはできません。

テレビやパソコン、囲碁・将棋が直接、痴呆の原因になるわけではありませんが、偏った脳の使い方ばかりしていると、それだけ認知症リスク度が高まってしまう、というわけです。

脳全体を使って痴呆予防!

そこで、テレビやパソコン、囲碁・将棋を楽しみながら上手に認知症予防する方法をご紹介しましょう。

テレビ好きのご両親なら、見た後で内容や感想を文章にまとめてもらうのが一番。それを読んで家族で意見を言い合うなど、会話のネタにするようにします。パソコン、囲碁・将棋ファンという方の場合は、毎日、軽い運動をするのがおすすめです。これは全身を使うと、血流が活発になり、脳細胞に新しい酸素や栄養が流れ込むため。友人や家族とおしゃべりしながらのウォーキングなどが、もっとも効果的です。

さて、いかがでしたか?脳をフルに使い、楽しみながら痴呆を防いでもらいたいものですね。


【参考文献】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項