「昨日テレビで見たあの有名な女優さん、なんて名だっけ」「ええと、今日のお昼は何を食べたんだっけ」こんな「物忘れ」に心当たりはありませんか?あまり頻繁だと、「もしかしたらボケ(認知症)の始まりかも・・・」と不安になりますよね。物忘れは、ほんとうに認知症の兆候なのでしょうか?




どこが違う?認知症の物忘れ


「他人の名をうっかり忘れる」「昼食に食べたものが思い出せない」――こういった物忘れは、記憶力や集中力、注意力の低下から起こるもの。つまり、単なる脳の老化が原因です。使っていない筋肉がだんだん衰えていくように、脳も働かせなければ弱ってくるのは当然のこと。こんなふうに忘れっぽくなるのはたしかに困ったことですが、病気による現象ではありません。

これに比べ、認知症では、人の名前どころか、その人と自分の続柄や関係までがわからなくなってしまいます。また、今日の昼食に何を食べたかはもちろん、そもそも昼食を食べたか食べなかったかが思い出せなくなってしまうのです。


(参照:社団法人呆け老人を抱える家族の会
すこやかファミリー2002年7月号)

こんな物忘れにご注意!


認知症の物忘れには、下のような特徴があります。
▲特徴1・自分がしたこと自体を忘れてしまう
「散歩でどこへ行ったか」どころか、「散歩をしたか、しなかったか」をも忘れてしまうなど

▲特徴2・昔から続けてきたことを忘れてしまう
ずっと昔からいつも散歩している道なのに、道順を忘れてしまい、自宅に帰れなくなるなど

▲特徴3・ごく身近なありふれたものの名前を忘れてしまう
「駅」「公園」「車」「ポスト」など、簡単なものの名前がわからなくなるなど

こんな物忘れが見られたら、慌てずに専門医に診せるようにしましょう。または、最寄の「精神保健福祉センター」「在宅介護支援センター」の窓口を訪ねるのもOK。日ごろの接し方を教えてくれるほか、公的サービスの調整、病院の紹介などをおこなってくれます。

病気によっては治癒する可能性もあります!そして、忘れたからといってしかりつけたりせず、お年寄りの立場に立って、共感するように努めてあげてください。不安や孤独感を募らせると、精神的に不安定になり、ますます病気が悪化してしまいます。身近な人が認知症にかかると、こちらも不安になりがちですが、現在の本人を受け入れてあげるようにしてくださいね。

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