マッサージ、指圧、ストレッチの注意点！　タイ古式マッサージってなあに？(2ページ目)

指圧ってこんな効果があるのかも？！

指圧』と『ストレッチ』がタイマッサ―ジの基本！

タイマッサージの中身には、大きく分けて、『指圧』と『ストレッチ』の二つがあります。

実はガイドは今まで、指圧は『ぐいぐい体を押す痛いもの』というイメージしかありませんでした。しかし体験してみると、タイ古式マッサージの指圧は俗に言う『つぼ』を押すものとは異なり、前述の『セン』にそって、圧迫と開放を繰り返すといったほうが正しいようです。

つまり筋肉そのものを押して緊張をほぐすのではなく、『人工的なポンプ作用』を作って血流改善を促しているみたいです。その指圧方法なら、症状が楽になるのはガイドとしても納得がゆきます。

捻るストレッチが多いのになぜ平気なの？

『伝統』が残したストレッチ

タイ古式マッサージでかなり多用されるのが『ストレッチ』。しかも『ひねるストレッチ』が多く含まれます。

ひねるストレッチというのは、簡単なようで意外と難しく、下手に行うとかえって症状を悪化させてしまうことが多いのです（詳しくは次ページでお話します）。ところが、タイマッサージは、一見かなりアクロバティクに見えるほど、派手なストレッチが多いのも特徴。（俗に、タイ古式マッサージは『二人でやるヨガ』とも言われるそうです）

ガイド自身も最初受ける前は、（実は）『ほんとに大丈夫なのかな？』と結構不安に思いました。ところが、実際受けてみるとなぜか大丈夫だったのが今回勉強しに行こうと思った一つの大きな動機でした。

そして…今回使用したマッサージのテキストには、その疑問の答えが簡潔に書かれており、かなり納得しました。

『タイ古式マッサージのストレッチは、長い年月をかけて、安全とされるものだけが残ってきており、なおかつ行うまえには、慎重に検討することが必要です』

余談ですが、腰痛、肩こり、首痛など体のどこかが思わしくない方は『固いから痛くなるのか、痛いから固くなるか』はわかりませんが、実際にその部分が固いことが多いように思います。そんな場合、リハビリなどでうまくストレッチを覚えて、その部分をリラックスさせる方法を自分で行えると、痛み自体を楽にできると思います。

タイ古式マッサージは、『有効かつ安全に、ひねるストレッチ』を年月によって淘汰してきたということのようです。なかなか興味深いお話ですよね。


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