女性の健康/女性におすすめの健康法

太さや量も変化する上に、夏の日差しは要注意! 髪質は年齢で変わるってホント?(2ページ目)

実は女性の髪の毛は年齢によって変化します。その上、夏は髪の毛も日焼けして、ツヤツヤ髪から遠ざかってしまうことにも・・今回はその対策を考えます。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

女性の髪の毛の太さ、本数は年齢によって変化します

髪の毛は変わります
髪の毛は変わります
『30代を過ぎたころから、なんとなく髪の毛にボリュームがなくなってきたんです』なんていうお話をよくお聞きしますが、コレ、残念ながら気のせいではなくてホントのお話なのです。

実は髪の毛は年齢によって太くなったり細くなったりするのです。ピークは10代~30代。そしてそれを過ぎるとだんだん髪の毛は細くなります。加えて30代後半くらいから女性ホルモンがだんだん減るにつれ、女性の髪の本数も減少してゆきます。『中学生のころは髪の毛をバレッタで留めようとしたら、バレッタが飛んでしまったけど、だんだん留められるようになってきた・・・』なんていうエピソード、思い当たる方いらっしゃいますよね。それはこういうわけだったのですね。

ちなみに、日本人女性の平均的な髪の太さは0.08mm、髪の毛の全体の本数は約10万本くらいといわれています。これが欧米の方のブロンドヘアになると0.05~0.06mmくらいで14万本になります。人種によって違います。

また、余談ですが、女性だけではなく、男性の髪の毛にも年齢による変化があります。男性の髪の毛は、女性より一足お先に、20代後半くらいから細くなります。(そして、女性が薄毛に見えるのは全体の本数が少なくなるのが主な原因、男性の薄毛は髪の毛が細くなるのが主な原因といわれています。だから、男性用育毛剤を女性が使うのはあまり意味がないかもしれませんね。)


髪の毛の老化が低年齢化?

年齢にしたがって髪の『コシ、ツヤ』がなくなるのはある程度避けられないにしても、最近は20代くらいからこういった髪の毛の悩みをもつ女性が増えているという話があります。

原因として考えられるのが、『ストレス』『ダイエット』『喫煙』などです。

・ストレス
ストレスがあると 自律神経が不安定になり、血行が悪くなったりして毛根に栄養が届かなくなったり、女性ホルモンの分泌も不安定になったりします。その結果、髪の毛が薄くなってしまう可能性が・・・・。また、タバコも血流を悪化させるので、あまりオススメできません。

・ダイエット
過度のダイエットも髪の毛を作る栄養素が不足してしまいます。よく海藻や昆布が髪の毛に良いといわれていますが、髪の主成分はたんぱく質。バランスよくいろいろなものを摂りましょう。

・ヘアケア
パーマやカラーリングのし過ぎや間違ったヘアケアもキレイな髪の毛から遠ざかる原因に。皮脂や汚れをきっちり落として、頭皮を清潔にし、健康な髪の毛が生えてくる素地を作ってあげましょう。ただし、一日50本~100本毛が抜けるのは正常なので、その辺はあまり神経質にならないで下さいね。


次ページでは『夏に痛みやすい髪の毛・・・・ツヤツヤ髪になるには?』を考えます!>>
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